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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』答え合わせ ─ 意図明かす監督にマーク・ハミル「僕はまだ受け入れない」

©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

スター・ウォーズ史上、最大の衝撃に備えよ──。

事前の触れ込み通り、いや、それ以上の衝撃で全てのファンを圧倒した『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。賛否が大きく別れたことで国内外の話題をさらっている本作は、これからのスター・ウォーズが迎える(または既に迎えた)新時代を強く実感させる意欲作となった。大方の観方通り、ライアン・ジョンソンは『最後のジェダイ』に明確な意図を込めていたことがEntertainment Weeklyのインタビューで明かされた。それは、『最後のジェダイ』鑑賞で抱いた気持ちに対する答え合わせとも言うべきものだった。重要なネタバレを含むので、鑑賞を済ませた方のみ読み進めるよう、ご了承頂きたい。


注意

この記事には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の重大なネタバレ内容が含まれています。

©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

『最後のジェダイ』では、クラシック三部作より伝説の中心人物であったルーク・スカイウォーカーの物語が終わりを迎える。惑星クレイトの戦いではフォースによる幻影で陽動作戦を演じ、遠く離れたオク=トーの山上、力尽きた様子で姿を消した。ルーク・スカイウォーカーが逝ったのだ。

「(ルークの死を描くのは)かなりためらいました。怖かった。このチャプターの行き先に気付いたとき、僕の中で恐怖が広がっていきました。」

伝説のジェダイの死を書き上げたのは、監督のライアン・ジョンソンである。『帝国の逆襲』(1980)『ジェダイの帰還』(1983)『フォースの覚醒』(2015)の脚本を担当したローレンス・カスダンは『最後のジェダイ』への参加が叶わず、脚本家としてはライアン・ジョンソンが単独でクレジットされている。監督は、ルークの死の描き方は決して独断によるものではなく、あくまでルーカスフィルムとの熟考の末の結論であることを明かす。

「脚本を書いて、ルーカスフィルムのデスクにドサっと置く、みたいな感じではないんですね。はじめからルーカスフィルムのメンバーと連携して書き上げることがとても重要でした。数ヶ月、サンフランシスコに住み込んで、週に数回は彼らと会って、アイデア出しを行いました。大きなアイデアは特にね。」

ライアン・ジョンソンによれば、ルークの死には「観客とキャラクターを送り出す」目的があるという。このようにして、『最後のジェダイ』は物語のバトンを次世代に受け継いでいく。しかし、本作で描かれる自身のキャラクターについて「意見が合わないどころじゃない、侮辱されてる」と頑なだったマーク・ハミルは、やはりその意見を大きく変えていない。マークは『最後のジェダイ』のルークが迎える終焉について知らされたとき、まず口に出た言葉が「それ、エピソード9でやるわけにはいかないの?」だったという。マーク・ハミルはこうも溢している。

「僕は未だに受け入れてないけどね。(ルークは)どこか別の場所に行っただけだと考えている。」

これに対して「現在のニューヨークとかね」と笑うライアン・ジョンソン監督によれば、『最後のジェダイ』では新キャラクターに集中し、新たな三部作の完結に向けて進めることに集中したという。

「ルーク・スカイウォーカーというヒーローの冒険は、『ジェダイの帰還』で終わったんでしょう。この三部作は、レイ、フィン、そしてポーというヒーローたちの冒険。ルークの物語は、レイの物語と並んで語られるものなのです。」

なお、ルーク・スカイウォーカーが二つの太陽を眺めながらフォースと一体化を果たし消え行くシーンでは、まとっていたローブのみがその場に残り、風に吹かれた。機械化されていた右腕も、物体として残るべきだったのでは?という声も、監督の耳に届いているようだ。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より公開。

Source:http://ew.com/movies/2017/12/16/the-last-jedi-spoilers-rian-johnson-mark-hamill-luke-skywalker-revelations/2/

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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