【ネタバレ】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』エンディング徹底解説 ─ レイの両親、ルーク&カイロ・レンの決断、ラストシーン

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)に続いて登場した新3部作の第2作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)では、脚本・監督のライアン・ジョンソンによって、さまざまな仕掛けが物語に張り巡らされた。しかし公開当時より、その仕掛けの数々がファンの賛否を大きく分けたことも事実である。あえて監督は、ファンの期待を無視するという選択に出たからだ。
完結編『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が公開された今、『最後のジェダイ』でライアン・ジョンソンが企んだ展開とテーマについて改めて紐解いてみよう。大いに物議を醸したゆえであろう、ジョンソン監督は親切にも――時には親切すぎるほどに――自らの意図を語っているのである。本記事で主に扱いたいのは、『フォースの覚醒』以来の謎であったレイの両親、作品の軸となったルーク・スカイウォーカーとカイロ・レンの物語だ。
この記事には、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の重大なネタバレが含まれています。『スカイウォーカーの夜明け』(2019)のネタバレはありません。
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