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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』ルークは「傷ついた戦士」、光と陰のバランスとは ― 米誌にて写真14枚公開

©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の劇場公開が迫るなか、米Entertainment Weeklyにて本編・舞台裏の写真が14枚公開された。すでに予告編などで見覚えのあるシーンも存在するが、なかには今回が初公開となる写真も含まれている。写真は同誌のウェブサイトでご覧いただけるので、ぜひこの機会にチェックしてほしい。

このたび公開された写真は、フィン(ジョン・ボイエガ)&ローズ(ケリー・マリー・トラン)やレイ(デイジー・リドリー)&カイロ・レン(アダム・ドライバー)、レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー)&ポー・ダメロン(オスカー・アイザック)など、主に登場人物をフィーチャーしたものだ。

Entertainment Weeklyでは『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の特別カバーを4種類用意しているほか、監督やキャストのインタビューを掲載するなど、以前につづいて本作を総力で取り上げている。なかでも注目したいのは、1983年『エピソード6/ジェダイの帰還』以来の本格的なシリーズ復帰となるルーク・スカイウォーカーについての発言だ。

演じるマーク・ハミルは、かつてオリジナル3部作で自らの“師匠”となった人物に言及しながら、現在のルークについてこう述べている。

「ライアン・ジョンソン(脚本・監督)は、ルークをもうひとりの善良なジェダイ・ティーチャーにすることもできました。でも、そういうのはもう知っているわけですよ。サー・アレック・ギネス(オビ=ワン・ケノービ役)以上に上手に演じられる人もいませんしね。」

同誌はルークを「傷ついた戦士」だと形容し、若い弟子に希望よりも恐怖を感じる人物なのだと記している。さらに、ライアン監督は、オリジナル3部作でルークが経験した出来事が、現在の彼に大きな影響を与えていることも明らかにしたのである。

「『スター・ウォーズ』には、光と陰がもつ引力の歴史があります。かわいい少年がダークサイドに誘惑されていくアナキンのストーリーにせよ、ルーク(のオリジナル3部作の物語)にせよ。自分がダークサイドに向かうなんて決して考えられなかったルークが、“アイ・アム・ユア・ファーザー(I am your father.)”によって、ダース・ベイダーとの繋がりや闇との繋がりを知ったんです。“あいつは悪いヤツだ、あいつのようなところは僕にはない”とは思えなくなって、“僕はあの人の血を引いているんだ、僕の中にも彼のようなところはある”と気づくんですね。」

ルークがダークサイドに落ちるかどうかという謎は明かされないままだが、実は『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』には、同じような十字架を背負った人物がもう一人いる。カイロ・レン、すなわちハン・ソロとレイアの息子であるベン・ソロだ。演じるアダム・ドライバーは、その役柄に秘められた複雑さを同誌にて説明している。

「何かに信念を抱いている誰しもと同じく、(信念は)疑いを生むものです。それこそが、いかに前進するかという決意を固くするんですよ。」

ダークサイドと隣り合っていることを知ったジェダイの騎士ルーク・スカイウォーカーと、ダークサイドへの信念を持ちながら疑いを拭えないカイロ・レン。光と陰の二重性こそが、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のカギを握っているのだろうか……?

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国ロードショー

Sources: http://ew.com/movies/2017/11/19/star-wars-the-last-jedi-ew-cover/
http://ew.com/movies/star-wars-the-last-jedi-new-photos/
©Walt Disney Studios Motion Pictures ©2017 & TM Lucasfilm Ltd. 写真:ゼータ イメージ

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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