『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』でルークが飲んでいたグリーン・ミルク、とっても美味いらしい ─ 再現レシピも公開に

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)ルーク隠遁の地オク=トーの海岸で、だらんと日光浴をしていた哺乳類クリーチャー、タラ=サイレン。ルークはこのクリーチャーから搾乳したグリーン・ミルクをボトルに集めて飲んでいたが、これがなかなか美味いのだという。『最後のジェダイ』クリーチャー・デザインのニール・スカンランがColliderに語った。
ニール氏によれば、劇中に登場したタラ=サイレンは特撮であり、イギリスのパインウッド・スタジオで制作したアニマトロニクス・パペットをヘリコプターでロケ地(アイルランド)まで輸送して設置したのだという。2人の操縦士が中に入って動かしたタラ=サイレンの巨大パペット内部にはモニターとトランシーバーが備え付けられており、外の様子も確認できるように工夫がなされた。操縦士は、ルーク・スカイウォーカー演じるマーク・ハミルの動きに合わせてミルクを抽出させた。
映像ではなんとも不味そうに映ったタラ=サイレンの緑色の牛乳、きっとレイと同じように顔をしかめて見たことだろう。ところが、ニール氏曰くこのグリーン・ミルクは「とっても美味しい飲み物」で「見た目みたいな不味さではない」のだという。最も、製作時にはCGにより「もっと不味く見えるように色を編集した」のだそうだ。
タラ=サイレンは、島の波打ち際で日光浴をする姿がよく見られる大型の海洋哺乳類。大人しく、島の原住民とも互いに干渉せず生息している。タラ=サイレンから得られるグリーン・ミルクは非常に栄養価が高い。波打ち際で超然と身体を伸ばす姿には、監督が製作者に「おっさんがビール片手にリクライニング・チェアに体を預けてダラダラしている感じ」とリクエストしたという。
『スター・ウォーズ』の世界には、我々地球に暮らす人間からすると珍妙な飲食物がいくつか登場しており、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』ではルーク・スカイウォーカーのタトゥイーンの”実家”食卓にブルー・ミルクも並んでいた。
なおこのグリーン・ミルクを再現できる公式レシピが、米StarWars公式サイトにて公開中だ。
Source:http://collider.com/the-last-jedi-neal-scanlan-interview/#porgs-caretakers-fathiers-vulptex-crystal-foxes
『アート・オブ・スター・ウォーズ/最後のジェダイ』フィル・スゾタック (著), ライアン・ジョンソン (著), 秋友克也 (翻訳)、ヴィレッジブックス、2017
『Star Wars The Last Jedi The Visual Dictionary』Pablo Hidalgo、DK Children、2017