『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』キャプテン・ファズマは「新世代のボバ・フェット」説 ― 登場シーンを監督が語る

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』におけるキャプテン・ファズマの登場シーンについて監督が解説……いや、釈明した。
本記事にはネタバレが含まれているので、本編未見の方は鑑賞後にお読みいただきたい。

キャプテン・ファズマ、新世代のボバ・フェット説
前作『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)で鬼上官ぶりを発揮しながら、レジスタンスによるスターキラー基地破壊作戦では活躍の場を与えられず、ついには生死不明となってしまったキャプテン・ファズマ。
「きっと生きてるんだろうな、次こそ活躍してくれるんだろうな」というファンの期待をよそに、2年ぶりの登場となった『最後のジェダイ』では、フィンとの戦いを繰り広げるもあっけなく炎の中に転落、再び生死不明となってしまった。
米Business Insiderのインタビューにて、ファズマの登場シーンが思いのほか少なかったことを指摘されたライアン・ジョンソン監督は、ファズマの出番は元々少ない予定で、決して大量にカットされたわけではないと明かしている。
「今回、ファズマのシーンをたくさん撮ってはいません。映画を観てもらえばわかると思うんですが、もう、いっぱいいっぱいだったんです。登場させるキャラクターがたくさんいて。ファズマをしかるべきタイミングで登場させ、彼女がやるべきことを正確にやってもらうのは大変でした。フィンの冒険の最後に、ファズマは彼の過去を象徴する者として、衝撃的な登場を果たし、そして戦うんです。」
またライアン監督は、『最後のジェダイ』のファズマが“こうでなかった可能性”にも言及した。
「映画を通じてファズマのサイド・プロットを用意するというのも――僕はグウェン(ドリン・クリスティー)が大好きだし、ファズマも大好きですから――楽しかっただろうと思います。でも、それは僕たちが描くストーリーではありませんでしたね。そんな余地はなかったんです。そのほかすべてのキャラクターを扱うので精一杯だったんですから。」
すると監督は、インタビュアーから「次のボバ・フェットみたいなキャラクターを作ったってことですか?」と問われている。
「確かに、あれ(ボバ・フェット)にはションボリしましたね(笑)。もっとファズマを出せたらと思いましたが、この映画ではそうできなかった。すごくカッコいいキャラクターなので、彼女の物語があればと願いますよ。きっと、いつか作られるんじゃないでしょうか。」
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は2017年12月15日より全国の映画館にて公開中。
なお、キャプテン・ファズマが主人公の小説『スター・ウォーズ ファズマ』(ヴィレッジブックス刊)は現在発売中。2018年1月31日にはコミック『スター・ウォーズ:キャプテン・ファズマ』(ヴィレッジブックス刊)が発売予定だ。
Source: http://www.businessinsider.com/star-wars-rian-johnson-interview-about-the-last-jedi-fan-backlash-2017-12
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