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『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』米国で「音楽だけ」バージョンを配信へ ― 予告映像公開、セリフ&効果音を削除

米国にて、映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』“Score-Only Version”が配信されることが決定、その予告映像が公開された。

スコア・オンリー、すなわち「音楽だけ」となる本バージョンは、『最後のジェダイ』本編からセリフと効果音などを取り除き、映像とジョン・ウィリアムズによる劇伴音楽だけを純粋に楽しむことができるというもの。米国の映像配信プラットフォーム「Movies Anywhere」にて独占配信され、米国ブルーレイ盤の購入者、および同サイトでのデジタル版購入者のみが対象となる。なお、2018年3月18日時点で日本国内での配信については不明だ。

このたび公開された予告映像は、劇伴音楽のみとなった本編映像ではなく、ジョン・ウィリアムズが指揮を執るオーケストラのレコーディング風景、そしてライアン・ジョンソン監督の語りが中心となっている。「ジョン・ウィリアムズとの体験はすべて魔法のようだった」と話す監督は、レコーディングの様子を「かつて味わったことのないほどエモーショナル」だったと振り返るのだ。

「彼(ジョン・ウィリアムズ)が、あらゆる小さなニュアンスを表現すると、大きな出来事が起こっていない時であっても、シーンのリズムやセリフの感情、そういったものに集中できるんです。それ以外が見えなくなってしまう。素晴らしいと思いました。」

この「音楽だけ」バージョンはライアン監督が熱望した一品で、Twitterでは「本当に公開したかったものなんです。サイレント映画のように、作品と一緒にジョンの音楽を楽しんでもらえます」とコメントされている。ジョン・ウィリアムズが『エピソード9(仮題)』を最後に『スター・ウォーズ』引退をほのめかす中、シリーズ始まって以来の試み、なんとか堪能してみたい……!

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』のMovieNEXは2018年4月25日発売。この“Score-Only Version”、日本でも配信されることを心から祈るばかりである。

Sources: Star Wars, Rian Johnson

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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