Menu
(0)

Search

【ネタバレ】「THE LAST OF US」シーズン2第2話の衝撃展開、出演者は脚本読んで号泣「怖かった、心の底から号泣しました」

The Last of Us
Photograph by Liane Hentscher/HBO

この記事には、「THE LAST OF US」シーズン2第2話『谷を抜けて』のネタバレが含まれています。

THE LAST OF US シーズン2
© 2025 WarnerMedia Direct Asia Pacific, LLC. All rights reserved. Max and related elements are property of Home Box Office, Inc.

シーズン2第2話『谷を抜けて』には、原作ゲームファンの間で物議を醸したキャラクターのアビーが初登場する。彼女の父親は、ファイアフライの医師であり、シーズン1のラストでジョエルによって命を奪われた人物だ。ジョエルへの復讐を心に誓うアビーと仲間たちは、彼とエリーが生活するジャクソンの町へと近づく。

【特集】アベンジャーズ新章、始動

一方、ジョエルはディーナとふたりで巡回に出ており、寝坊したエリーはジェシーとともに別ルートを巡回していた。そんななか、外に出ていたアビーは感染者に襲われ、危機一髪のところをジョエルに救われる。感染者たちから避難すべく、アビーはジョエル&ディーナを仲間がいるロッジへと連れていく。

ロッジに到着後、アビーたちはディーナを薬で眠らせ、ジョエルに自分たちの正体を明かす。アビーはジョエルの脚を銃で撃ち、父の仇として彼を殺すことを宣言。ゴルフクラブで脚を粉砕した後、拳で何度も殴打。瀕死状態に追い込んだ末、助けに駆けつけたエリーの目の前で、折れたゴルフクラブの先をジョエルの首に突き立てるのだった。

The Last of Us
Photograph by Liane Hentscher/HBO

ゲーム版のファンやネタバレを知っていた視聴者は、衝撃的なジョエルの死がいつ訪れるのかとやきもきしていたことだろう。ゲーム版・ドラマ版を手がけるニール・ドラッグマンによると、2話目で描く決断を下したのはストーリーの進行を考慮したためだという。米Varietyにこう明かしている。

「ゲームでも、この瞬間に到達するまでに1時間ほどの時間があります。しかし、これは物語を動かすきっかけになるため、早めにやる必要性も理解していました。あらゆる可能性を検討したものの、シーズンの後半になればなるほど、物語が核心に入るのを引き伸ばしているように感じました。」

ドラマ版の製作者・脚本家のクレイグ・メイジンは、展開を知っている視聴者に「いつ来るのか」を不安にさせることは避けたかったと語る。「来ると知っている人たちは苦しむでしょうし、知らない人たちは、人々が話題にするのを見て知ってしまうでしょう。だから僕たちは直感的に、視聴者を動揺させたいというメタ的な意図ではなく、ストーリーのなかで自然に感じられるタイミングで行うべきだと考えました」。

The Last of Us
Photograph by Liane Hentscher/HBO

こうして、シーズン2の開始早々ストーリーから離脱したジョエル役のペドロ・パスカルは、その心境について「現実逃避している」と米Entertainment Weeklyに語っている。「年を重ねるにつれ、何かが終わったことを否定したくなる気持ちが強くなりました。『THE LAST OF US』で繋がった仲間たちと別の場所で再会することはあるでしょうが、ジョエル役としては二度とない。そう考えると悲しくなるので、あまり考えないようにしています」。

エリー役のベラ・ラムジーは、ジョエルが死ぬことはわかっていたものの、いざ脚本を読んだら号泣してしまったという。「読み進めるにつれ、あのシーンが来るのが分かり、そこにたどり着くのが怖かった。そして泣いてしまいました。実際、心の底から号泣しました。脚本を読んで泣いたのは初めてです」と米HBOの舞台裏映像で語っている。

そして、アビーという複雑なキャラクターに挑んだケイトリン・デヴァーは、シーズン1でジョエル&エリーの「とても美しい関係」を見た後にジョエルを殺す役を演じるのは「胸が張り裂けそうだった」と振り返っている。デヴァーは撮影の数週間前に実母を亡くしていたため、精神的にも厳しい状況だったという。「母の葬儀は、このシーンを撮る3日前に行いました。(撮影時は)まるで霧の中にいるような感覚でした」と明かしている。

「THE LAST OF US」シーズン2はU-NEXTにて独占配信中。

Source: VarietyEntertainment Weekly, HBO

Writer

アバター画像
KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly