『The Last of Us』ドラマ版、ビル役の俳優が変更に ─ フランク役俳優「彼と共演する場面が多かった」

サバイバルアクションゲームのドラマ化企画『The Last of Us』より、ビル役として出演予定だった俳優、コン・オニールがスケジュール上の都合で降板していたことがわかった。このたび、その役を引き継いだ俳優が発表されている。
『The Last Of Us』は、人間を凶暴化させる寄生菌の感染爆発によって荒廃した米国を舞台に、娘を失った主人公ジョエル(ペドロ・パスカル)と、寄生菌の抗体を持つ少女エリー(ベラ・ラムジー)、ふたりの危険な旅路を描く物語。コン・オニールに代わって、ビル役を演じることになったのは、「FARGO/ファーゴ 」(2015)『ルーシー・イン・ザ・スカイ 』(2019)などのニック・オファーマンだ。
Deadlineによるとドラマにおけるビルは、ジョエルとエリーがファイアフライと出会うまでの道のりを手助けする、サバイバル経験豊富な人物として登場するとのこと。ゲームでのビルといえば、ジョエルのかつての仲間であり、いまではリンカンの町でひとり孤独に生活している人物。ジョエルとの再会を経て、彼への借りを返すため自動車の調達に渋々協力していた。ドラマでマレー・バートレットがキャスティングされているフランクとはパートナー関係にある人物である。
The Guardianのインタビューにてバートレットは「ニック・オファーマンとのシーンが多かったです。彼との共演は最高でした」と撮影を振り返っていた。現時点では、ドラマにおけるビルとフランクがゲームのキャラクターと同一人物であるのかは定かでない。もっとも、バートレットの発言からふたりが揃って登場することは間違いなさそうだ。もしかしたら、ゲームでは明かされなかったふたりの知られざる関係性が明らかになるかもしれない。
HBO製作によるドラマのシーズン1は、ゲームの1作目に基づいた内容になっており、製作費は1話あたり約10億円以上とのこと。キャストには上述の面々のほか、ガブリエル・ルナがトミー役、ニコ・パーカーがサラ役として名を連ねており、マール・ダンドリッジがゲームにつづきマーリーン役を続投することが判明済み。撮影は、2021年7月初旬より開始されており、2022年6月8日に終了する予定だ。
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Source:Deadline , The Guardian