Menu
(0)

Search

スポーン&ヴェノムの創造主、トッド・マクファーレンの半生描くドキュメンタリー映画、米予告編が公開

https://www.youtube.com/watch?v=lPVVjt-mizg

スポーンやヴェノムの生みの親として知られる、コミックライター&アーティストのトッド・マクファーレンに迫るドキュメンタリー映画『Todd McFarlane: Like Hell I Won’t(原題)』の米国版予告編が公開された。本作は2020年7月25日(米国時間)より、米Syfyの公式サイトなどで米国配信される。

今でこそアメコミ界のレジェンドとして知られるトッドだが、そのキャリアは“異端児”として始まった。多くの出版社から断られ、才能を認められなかったトッドは、のちにDCやマーベルにてコミックを手がけるようになる。「アメイジング・スパイダーマン(The Amazing Spider-Man)」に参加し、ヴェノムの初登場を描くも、現DC幹部のジム・リーいわく「当時のマーベルには彼を受け入れる者はいなかった」。予告編には、「彼らはスパイダーマンに輝いてほしかったのであって、トッドに輝いてほしいわけではなかった」との証言もある。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

トッドは「誰も自分のためになってくれないのなら、自分のために自分でやろうと思った」と語っている。人気アーティストとともに米Image Comicsの設立に参加したトッドは、自身の代表作「スポーン」を手がけ、90年代には自身の玩具メーカーやアニメスタジオを興し、“帝国”を築いている。もちろん、そのキャリアには挫折や危機もあった。本作は、トッドが自らの限界を拡張してきた半生を描く一作だ。映像の中で、トッドは「いつも“できないからやめろ”と言われるが、そんなのは聞かなくていい」とも口にしている。

監督を務めるのは、多数のCM作品を手がけてきたデヴィッド・オスター。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)や『ハンガー・ゲーム』シリーズ、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)などの大作映画で俳優や監督、プロデューサーのアシスタントを務めてきた、ユニークな経歴を持つフィルムメーカーだ。

なお本作の米国配信に先がけ、7月23日(米国時間)には、「サンディエゴ・コミコン」のオンライン版「Comic-Con@Home」にて、パネルイベント「Syfy Presents: The Untold Tales of Todd McFarlane」が開催され、トッドも登壇予定。7月20日から8月17日(米国時間)には、米GoFundMeにて本作のリリースのためのクラウドファンディングも実施されている。

あわせて読みたい

Source: Deadline

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly