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ジェームズ・マカヴォイ主演『Together』米予告編 ─ 『愛を読むひと』監督、コロナ禍で関係性を見直す不仲夫婦を描く

https://youtu.be/h-2I2VQrUqo

『X-MEN』シリーズや『ミスター・ガラス』(2019)などのジェームズ・マカヴォイ主演、『ゲーム・ナイト』(2018)のシャロン・ホーガン共演、コロナ禍を題材とした映画『Together(原題)』より米国版予告編が公開された。

R指定作品となる本作は、2020年3月からの現在に至るまでの出来事を背景にした、愉快で胸が張り裂けるような一組の夫婦の物語。マカヴォイはコンピューター・コンサルタント業を営む役柄を演じており、ホーガンは難民の慈善活動家役として登場する。本作について以前、マカヴォイは「陽気で心が込もっていて、楽しくて思わず笑ってしまうような人間関係と、私たちが生きてきたこの1年間に起こった悲劇に直面している夫婦の物語が描かれています」と説明していた。

このたび公開された予告編は、コロナ禍で生きていく上での生活品を揃え、帰宅する夫婦とその息子の姿から始まる。「ロックダウンが政府から発表された」と心配する夫と、「どうにか乗り越えられるよ」と呑気に家を遊び回る息子。その直後、夫が妻にいきなり喧嘩を吹っかける。「君の顔が嫌いだ」「私の顔?」「そうだ。君の顔がとにかく嫌いなんだ」「そうなんだ。私の顔が嫌いなんだね」。夫から繰り返し酷いことを言われるも、妻はその言葉を適当にあしらうのだった。喧嘩の耐えないふたりは、第四の壁を壊し、最悪の夫婦関係について語りかけていく。「私たちは一緒になるべきではありませんでした」。

そんな夫婦は、幼い息子の存在によってどうにか維持されていた。しかし、その息子もふたりの関係性を心配そうに見ている。ロックダウンという未曾有の現実を通して、夫婦は自分自身や家族について見直すことになっていく。果たしてふたりは、コロナ禍によって失われた日常を取り戻すだけでなく、夫婦の関係性を再生することは出来るのか?

監督を務めたのは、『愛を読むひと』(2008)『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』(2011)などのスティーブン・ダルドリー。脚本を執筆したデニス・ケリーは、ドラマ「ユートピア」(2014)「サード・デイ 〜祝祭の孤島〜」(2020)を手がけたことで知られる人物だ。

『Together(原題)』は、2021年8月27日に米国公開予定。

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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