「TOKYO VICE」シーズン2決定 ─ HBO MaxとWOWOWの提携は継続

マイケル・マン監督・製作総指揮、HBO MaxとWOWOWの日米共同で制作されたドラマ「TOKYO VICE」が、シーズン2へ更新されたことが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
本作は、アメリカ人記者ジェイク・エーデルスタインが警視庁での実体験を記録したノンフィクション書「Tokyo Vice: アメリカ人記者の警察回り体験記」を下敷きにしたシリーズ。ドラマ版は1990年代の東京アンダーグラウンドを舞台に、警察担当記者として日本の大手新聞社に就職したアメリカ人青年ジェイクが、特ダネを執拗に求めて危険な裏社会へと踏み込んでいく様をスリリングに描く。
主人公ジェイク役でアンセル・エルゴート、片桐刑事役で渡辺謙が出演。ジェイクの先輩にあたる記者の丸山詠美役で菊地凛子、宮本刑事役で伊藤英明、ヤクザの佐藤役で笠松将、カリスマホストのアキラ役で山下智久、ホステスのサマンサ役でレイチェル・ケラー、レイチェルの友人ポリーナ役でエラ・ルンプフといった日米キャストの共演も話題となった。現時点では、シーズン2に続投するキャストは発表されていない。
HBO Maxオリジナルコンテンツ部門での責任者を務めるサラ・オーブリーは声明にて、「世界で最も活気があり美しい都市のひとつである東京を舞台にした、魅力的でサスペンスフルな犯罪ストーリーを熱心なファンにお届けできることに、これ以上ないほど興奮しています」とコメントしている。
脚本・製作総指揮を担うJ・T・ロジャーズは、声明でシーズン2の展開を示唆。「このままシリーズを続けられることに歓喜しています。東京へ戻り、素晴らしいキャストとスタッフと一緒に仕事をすることが待ちきれません。これから描かれる物語に紆余曲折があることを期待しておいてください」と述べ、複雑な展開が用意されていることをほのめかしている。
また、「TOKYO VICE」の権利を扱う米Endeavor Contentは「素晴らしきパートナーであるHBO MaxとWOWOWと共に、シーズン2を製作できることを楽しみにしてます」との声明を出しているため、日本では引き続きWOWOWでシーズン2が放送されるものと見られる。
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