「TOKYO VICE」シーズン2、ストライキ前に撮影終了していた ─ 「すべての謎が解ける」全10話

アンセル・エルゴート&渡辺謙が出演する、MaxとWOWOWの日米共同制作ドラマ「TOKYO VICE」が、全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキ前にシーズン2の本撮影をすべて終了していたことがわかった。プロデューサーのアレックス・ボーデン氏が米Varietyにて語った。
「TOKYO VICE」は、アメリカ人記者ジェイク・エーデルスタインが警視庁での実体験を記録したノンフィクション「Tokyo Vice: アメリカ人記者の警察回り体験記」に基づくシリーズ。1990年代の東京を舞台に、警察担当記者として日本の大手新聞社に就職した青年ジェイクが、特ダネを執拗に求めて危険な裏社会へ踏み込んでいく様子をスリリングに描いた。
2022年に放送されたシーズン1は今後の展開を期待させるクリフハンガーで幕を閉じたが、ボーデン氏によると、シーズン2は全10話構成で、最終的にすべての謎が解けるとのこと。現在は編集などポストプロダクションの真っ只中で、作業は長期にわたる見込みだという。ボーデン氏は「我々はみなストライキの終結を願っています。影響を受けている全員のためにです」と述べ、来たるプロモーションへの期待を語った。
「全員がプロモーションに参加し、(シーズン2の)始動に加われる時期にリリースできればと考えています。関わった全員がこの仕事を誇りに思っているのです。脚本家はもちろん、俳優たちも。アンセル・エルゴートとレイチェル・ケラーは日本語を学ぶのに膨大な時間とエネルギーを費やし、今では本当に日本語が上手になりました。その尽力ぶりを祝福できないプロモーションになっては残念です。」
なお、ボーデン氏はWOWOWとのタッグにも手応えを感じており、シーズン3以降の製作にも「あらゆる可能性がある」と語った。その後の展開はシーズン2のリリース後に決定されるという。
「TOKYO VICE」シーズン1にはジェイク役でアンセル・エルゴート、片桐刑事役で渡辺謙、ジェイクの先輩である丸山詠美役で菊地凛子、宮本刑事役で伊藤英明、ヤクザの佐藤役で笠松将、ホストのアキラ役で山下智久、サマンサ役でレイチェル・ケラー、サマンサの友人ポリーナ役でエラ・ルンプフが出演した。現時点でシーズン2に続投するキャストは発表されていない。脚本・製作総指揮にはJ・T・ロジャースが続投する。
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Source: Variety