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『トップガン マーヴェリック』マーヴェリックとペニーの恋模様、撮影中にガッツリ変更されていた

(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

1986年の伝説的スカイアクション映画『トップガン』の続編となり、常識を超えたスケールで世界中を興奮の渦に巻き込んだ『トップガン マーヴェリック』。見所たっぷりの本作の中で、主人公マーヴェリックとペニー・ベンジャミン(ジェニファー・コネリー)が繰り広げたアツいラブストーリーのコンセプトは、撮影中に大きく変更されていたようだ。ジョセフ・コシンスキー監督が明かしている。

『トップガン マーヴェリック』の内容に触れています。

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『トップガン』オリジナル版で若きマーヴェリックは、トップガン養成学校の教官であるシャーロットと禁断の恋に落ちたが、この続編で彼の恋のお相手となったのはペニー。第1作でペニーは、マーヴェリックたちの会話内で「司令官の娘」としてチラリと言及されただけだったが、続編では養成学校の近くでバーを経営するシングルマザーとして登場。劇中では既にマーヴェリックと面識があることが伺え、過去に彼と男女の関係にあったことがほのめかされていた。しかし、米ポッドキャスト番組に出演したコシンスキー監督は、「本来の設定は違った」と説明している。

「もともと、ペニーとマーベリックは1985年以来会っていないという設定だったから、彼が18歳か19歳の時から会っていないものとして結ばれるはずだったんです。その展開で撮影して映像を繋げたら、36年ぶりの再会から映画のラストで辿り着きたい場所まで、2人の関係には無理がありました。

だから、“2人の関係は引っ付いたり離れたりで何十年も続いていて、今、この時点でマーヴェリックとペニーが意味のある形で結ばれる準備が整ったんだ”という考えに至り、バーのシーンがその取り掛かりとなったわけです。だから、そこまで持って行くために多くの微調整が必要になりました。」

(C) 2022 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.

監督の言う通り、36年ぶりに再会したマーヴェリックとペニーが急展開で最後に結ばれるよりは、重ねた時とタイミングにより、過去のカジュアルな関係を真剣な恋愛へ発展させていく方が自然だろう。なお、オリジナルでチャーリー役を演じたケリー・マクギリスは、製作側から続編への出演をアプローチされなかったと明かしていた。

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    Source:Little Gold Men by Vanity Fair

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    ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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