リドリー・スコット、『トップガン マーヴェリック』を称賛 ─ 試写会にて、「心温まる瞬間だった」とジェリー・ブラッカイマー

トム・クルーズ主演の青春スカイアクション『トップガン』(1986)を手掛けた亡きトニー・スコット監督の兄として知られる巨匠・リドリー・スコット監督が、2022年5月に公開を迎える続編『トップガン マーヴェリック』を既に鑑賞していたことがわかった。プロデューサーのジェリー・ブラッカイマーによれば、リドリー・スコットからは高評価を受け取ったという。
約36年ぶりの続編『トップガン マーヴェリック』では、『トロン:レガシー』(2010)や『オブリビオン』(2013)で知られるジョセフ・コシンスキー監督がメガホンを取った。元々、2010年には米パラマウント・ピクチャーズがトニー・スコット監督ら1作目の製作陣に対して続編企画を持ちかけていたが、創作上の相違により実現せず。2012年、トニー・スコット監督は自死によりこの世を去った。
本作は、コシンスキー監督による持ち込みのアイデアを主要人物のトム・クルーズが承諾したことで実現したことが分かっている。新旧フィルムメーカーがコラボレーションした1作とも言えるが、今は亡き生みの親の兄、リドリー・スコットは作品をどう見たのか。英Empireでは、1作目からプロデューサーを続投するジェリー・ブラッカイマーが試写会でのリドリーの反応を明かしている。
「心温まった瞬間の1つは、映画をトニーの兄、リドリーにお見せしたときです。彼は映画を好意的に褒めてくださりました。映画を通してトニーに敬意を払ったトムの気遣いについても。他の皆も、このことを真っ先に思い浮かべるはずです。」
トニー・スコット監督は『トップガン』以降も、トムとは『デイズ・オブ・サンダー』(1990)でタッグを組んでいる。ブラッカイマーとも『ビバリーヒルズ・コップ2』(1987)や『クリムゾン・タイド』(1995)『エネミー・オブ・アメリカ』(1998)といった作品で仕事を共にしてきた。ここからも『トップガン』の製作陣にとってトニー・スコットの存在が大きいことは明白で、『トップガン マーヴェリック』はトニーへの感謝を伝える場としての役割も担っているのだろう。
映画『トップガン マーヴェリック』は、2022年5月27日(金)全国ロードショー。
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Source: Empire