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『トップガン マーヴェリック』ケイン少将役の名優エド・ハリス、続編は「出ないと思う」

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『トップガン マーヴェリック』(2022)でチェスター・“ハンマー”・ケイン少将を演じた名優エド・ハリスは、企画進行中の『トップガン3(仮題)』に出演しないらしい……?

新作映画『Long Day’s Journey into Night(原題)』のワールド・プレミアに登場したハリスは、英JOEから『トップガン3』への出演について尋ねられると、「どうだろうね、出ないと思うよ」と回答。「どうしてぼくに聞くのかわからない」とも笑いながら付け加えたという。

ハリスが演じたケイン少将は、『トップガン マーヴェリック』の冒頭、極超音速機「ダークスター」のテストに関係する役どころだった。なかなか成功しないダークスターの計画を凍結し、予算をドローンに回そうと考えるケイン少将が現場を訪れる前に、トム・クルーズ演じるマーヴェリックはマッハ10のテスト飛行を成功させる。ところが、さらに速度を上げようとした結果、ダークスターは空中で破壊されてしまった。

ケイン少将の出番は、マーヴェリックにノースアイランド行きを命じる場面で終わる。ケイン少将はマーヴェリックに飛行禁止命令を出すつもりだったが、先に教官として赴任させよとの指示を受けたのだ。

こうした役回りを踏まえると、続編にケイン少将が登場しないことにさほど違和感はないように思われる。もっとも、『トップガン3』はまだ脚本作業のまっただなかで、実現までにはしばらく時間がかかるという。続編のストーリー次第では、再びハリスに出演オファーが出される可能性もある。

再登場の余地があるとしたら、ケイン少将が“ドローン派”であることだ。ケイン少将は「戦闘機はパイロットを必要としなくなる、未来に君の居場所はない」とマーヴェリックに告げるが、これは『トップガン』(1986)の故トニー・スコット監督が生前に構想していた“人間vsドローン”のアイデアを反映したもの。本編でそれ以上の踏み込みはなかったが、もし続編でこの路線に戻るなら、ケイン少将が重要な役割を担うことになるかもしれない。

Source: JOE

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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