新『悪魔の毒々モンスター』2025年に米公開決定 ─ いじめられっ子が毒々変身、復讐ホラーを現代アレンジ

カルト的人気を誇る低予算ホラー『悪魔の毒々モンスター』(1984)のリブート版映画『The Toxic Avenger(原題)』が、2025年に米国公開されることが明らかとなった。米Varietyが報じている。
トロマ・エンターテインメントが製作した『悪魔の毒々モンスター』は、いじめられっ子の主人公が不良グループに騙され、有毒廃棄物が入ったドラム缶に飛び込んでしまったことで、醜い姿をした“毒々モンスター”へと変貌を遂げるホラー・コメディ。リブート版ではピーター・ディンクレイジがウィンストン・グーズ/毒々モンスター役で主演を務める。
ウィンストンは不慮の事故が起きた後、「トキシー」という自警団を率いて悪党たちに立ち向かう。公式のシノプシスでは、「トレードマークのモップを武器に、思わぬヒーローが変人やギャング、腐敗したCEOと戦いながら、息子との関係を守り抜こうとする。オリジナル版の反骨精神を引き継ぎながら、新鮮で現代的なひねりを加えた物語」と紹介されている。
共演は、フリッツ・ガービンジャー役で驚きの激変を遂げたイライジャ・ウッドのほか、名優ケヴィン・ベーコン、『ワンダー 君は太陽』(2017)のジェイコブ・トレンブレイ、『Zola ゾラ』(2020)のテイラー・ページ、『マ・レイニーのブラックボトム』(2020)のジョナサン・コインら。
監督・脚本のメイコン・ブレアは、「この映画を劇場で観てもらえるなんて本当に最高。大勢で観たい、ワイワイと楽しめる映画です。ミュータントヒーローがモップで悪党をやっつける、家族全員で楽しめる完璧なエンターテイメント」だと自信を表明。「目標はオリジナルのトキシーの心と精神(若いころに僕の脳に焼き付けられたもの)を守ることでした。トロマファンが楽しめる、そしてキャラクターに新鮮さを感じられる作品を作りたかった」とも述べた。
オリジナル版で製作・撮影を務めたロイド・カウフマンも、「メイコン・ブレアによるトキシーの人生の再解釈は、トロマのオリジナル版よりもいい。トロマのファンは大興奮するでしょう」と太鼓判。2023年のファンタスティック・フェストでプレミア上映されたのち、Rotten Tomatoesでは92%フレッシュの高評価を得ているから、完成度には大いに期待できそうだ。
リブート版映画『The Toxic Avenger(原題)』は2025年に米国公開予定。
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Source: Variety