Netflix「クイーンズ・ギャンビット」シーズン2は実現するか?アニャ・テイラー=ジョイが言及

Netflixのオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」は2020年の登場作品の中でも特に人気を集めたシリーズだ。アニャ・テイラー=ジョイ主演、チェスの天才少女ベス・ハーモンが、数々の大会で強豪プレイヤーたちを打ち負かしていく興奮と感動のドラマ。Netflix史上最大のスクリプテッド・リミテッド・シリーズとしての記録を打ち立て、さらにちょっとしたチェスブームも巻き起こしている。
評判を呼んだシリーズとあって、シーズン2の製作は実現するだろうか。米Deadlineのインタビューに答えた主演テイラー=ジョイは、「みなさんがシーズン2を求めているというのは、夢のようですし、とても素晴らしいことですね。だって、私たちは考えたこともなかったですし、話し合いもしていませんでしたから」として、現時点での計画を否定。「でも、ハリウッドには“ありえないことなんてない”んですよ」とも語っているから、もしかしたらシーズン2の製作が突然決定する……といった将来もありえなくはないだろう。
もしもシーズン2が実現したとしたら、どんな物語が考えられるだろうか。ジョイは「ベスがどんな母親になるかが見てみたいですね」と言及している。その内容は「クイーンズ・ギャンビット」のネタバレになりうるのでここでは割愛させていただくが、劇中で描かれたベスの物語の「その後」に興味があるようだ。
ところで「クイーンズ・ギャンビット」は記録的な大ヒットを記録したが、この理由をジョイはコロナ禍における自粛生活にかけて考察している。
「最大の敵は自分自身だった、というところがありますよね。現在の私たちは自宅で自粛生活を送っているわけですが、おそらく自分自身とこんなに向き合うこともなかったんじゃないでしょうか。これまでは、いろいろなことに気が散っていましたからね。でも家の中に閉じこもってみると、自分自身から逃げ出す要素がほとんどなくなる。潜在的に、そうしてちょっとオープンになっていくのかなと。このドラマにも素晴らしいメッセージがあって、どれだけ秀でていても、誰かの助けは必要なんですよと。支え合ったほうが良いし、ベスも最終的に支えを得ていきますが、その美しさを見ているんだと思います。」
「クイーンズ・ギャンビット」は2021年(第78回)のゴールデングローブ賞で、ドラマ部門の作品賞、女優賞にダブルノミネート。未見の方は、これを機にイッキ観してみるのもオススメだ。
Source:Deadline