Menu
(0)

Search

『トレーニング デイ』前日譚映画、2022年中に始動か ─ アントワーン・フークア監督と『トランスフォーマー』プロデューサーがタッグ

トレーニング デイ
Photofest © Warner Bros. 写真:ゼータイメージ

デンゼル・ワシントン&イーサン・ホーク共演の2001年の映画『トレーニング デイ』前日譚映画が、早ければ2022年中にも製作を開始する見込みであることがわかった。前作の監督を務めたアントワーン・フークアがTHE RIVERに認めた。

『トレーニング デイ』は、イーサン・ホークが演じる米ロサンゼルス市警麻薬取締課の新人刑事ジェイクが、デンゼル・ワシントン演じる腹黒いベテラン刑事アロンゾに連れられ、ギャングが蔓延るロサンゼルスの裏社会を舞台とした訓練日(トレーニングデイ)に挑んでいくクライム・サスペンスだ。デンゼル・ワシントンはこの作品で、キャリア初のアカデミー主演男優賞に輝いた。

2019年、この名作の前日譚映画が製作されるとの情報があった。『トレーニング デイ』からおよそ10年前となる1992年を舞台に、白人警官による黒人差別に対するフラストレーションが爆発したロス暴動のきっかけとなったロドニー・キング裁判の判決が下される2日前を描くと伝えられていた。

当時、企画はごく初期段階であるとされたが、この度THE RIVERはフークア監督に進捗を確認。監督は、すでに脚本製作に携わっていることを認めた。

フークア監督は『イコライザー3』を手掛ける予定があるため、『トレーニング デイ』前日譚映画では「監督をやる時間まではないと思う」、「おそらくプロデュースをやる」と明かす。ほかプロデューサーには、『トランスフォーマー』シリーズなどで知られ、フークア監督とは『ザ・シューター/極大射程』(2007)でも協業した重鎮ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラも加わるという。

さらにフークア監督は、「ワーナー・ブラザースは今年中(2022年)に進めたがっている」とも話した。万事うまく進めば、今年中には正式始動が伝えられそうだ。

注目はキャスティングである。前作の10年前が舞台ということで、デンゼル・ワシントンやイーサン・ホークがそのまま再演するとは考えにくい。同じ世界観の中で、別のキャラクターが描かれる可能性もあるだろう。

フルインタビューはこちら

Writer

アバター画像
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。