『トランスフォーマー』新作アニメ映画、若きオプティマスプライム&メガトロンのオリジン・ストーリーに ─ 舞台は惑星セイバートロン

2024年公開、『トランスフォーマー』シリーズの新作アニメーション映画(タイトル未定)が、オプティマスプライムとメガトロンのオリジン・ストーリーを描く前日譚となることがわかった。シリーズのプロデューサーであるロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが米Colliderにて明かした。
“正義”たるオートボットのリーダーであるオプティマスプライムと、“悪”ディセプティコンを率いるメガトロンの関係性は、これまでの実写映画版『トランスフォーマー』シリーズでも繰り返し描かれてきたもの。しかし「経済的な理由でとうとう実現できなかったのが、若きメガトロンとオプティマスのオリジン・ストーリーだった」とボナベンチュラ氏は語る。
物語の舞台となるのは、過去のアニメシリーズなどにも登場してきた惑星・セイバートロン。この地でオプティマスとメガトロンの関係、すなわち「最初は友人だったのに、時が経つにつれて引き裂かれ、ついには対立してしまう」までのストーリーを紡ぎ出すという。ボナベンチュラ氏は「すべてのトランスフォーマーのオリジンを描くのです。始まりはどのようなものだったか、どう成長し、どのように別れたのか」とも話している。
また、成長する以前のオプティマスとメガトロンを描くため、「ある意味で両者とも(実写版とは)異なるキャラクターのように聞こえるかもしれません」とのこと。一方、「これは成長譚ではなく、若い男たちが自分の未知を見つける物語。誰もが通る経験の物語です」とも強調した。「私たちと同じように、彼らも社会を疑うのです」。
ボナベンチュラ氏によると、実写シリーズ最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が新たな3部作の第1弾であるのと同様、この新作アニメ映画も3部作の始まりとする意向。「私はいつも続編を作ろうと考えているわけではありませんが、彼らの関係性を描くなら3部作にするのが自然」とは氏の談で、まだ具体的な計画は始まっていないものの、2作目・3作目が「広い意味でどんな内容になるかはわかっている」という。むろん、実現するかどうかはこの1作目がヒットするかどうかだ。
ちなみに、舞台となるセイバートロンは「誰も見たことのないような形で」描かれる予定。「アニメーションだからこそ全力を尽くせる。実写でやろうとすると10億ドル以上かかる映画になると思います」との言葉からは、想像以上のスケールで準備が進められていることがうかがえる。
『トランスフォーマー』シリーズの新作アニメ映画(タイトル未定)は2024年7月19日に米国公開予定。なお、実写最新作『トランスフォーマー/ビースト覚醒』は2023年8月4日(金)に日本公開となる。
▼『トランスフォーマー/ビースト覚醒』の記事
Source: Collider