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【解説】『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』最終予告編 ─ 「最後にもう一度だけ、友人たちに」

『スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け』最終予告編
https://youtu.be/yFh16YJ0fAQ

『エピソード4/新たなる希望』(1977)から、40年以上にわたって語り継がれたスカイウォーカー・サーガの完結作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』より、最終予告編が公開された。2019年12月20日日米同時公開、いよいよそこまで差し迫っている。


『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』最後の予告篇 解説

森の中で、訓練を中断して何かから逃げるように走るレイの姿。驚異的なジャンプ力で向こう岸まで飛び渡ると、映像は何らかの廃棄船内を進むレイの姿に。『フォースの覚醒』(2015)でスカベンジャー(廃品漁り)だった頃を思い出させるような映像だ。

レジスタンスの基地ではパイロットらが作戦会議を行っていて、中央にはポー・ダメロンランド・カルリジアンの姿が確認できる。(亡くなったアクバーに代わって、モン・カラマリ族が加わっているのが嬉しい。)次のカットでは、おそらく敵襲に遭った基地内に、ローズ・ティコの姿もある。 また、CR90コルベットと見られる機体が森をかすめるように飛行している。

『フォースの覚醒』に始まった続3部作におけるメインテーマのひとつであった「レイのアイデンティ」にも、いよいよ決着がつく。「誰もが私を理解していると言う。本当は違う。」激しい波が打ち付ける海上でレイが対峙する先には、十字形ライトセーバーを携えたカイロ・レンの姿がある。「俺には分かる」、カイロは今もレイに執着心を見せているようだ。

続いて映し出される氷の結晶のような美しい景色は、新たに登場する惑星キジミ(Kijimi)と考えられる。キジミは極寒の山岳惑星で、スパイス・ランナーと呼ばれる密輸業者グループのリーダー、ゾーリ・ブリスの出身だ。映像ではファースト・オーダーのTIEファイターが大挙して押し寄せている。

「ずっと待っていた…」邪悪な声と共に映し出される、角が生えたような玉座。続けて、まるで墓地からゾンビが這い出るようにして帝国軍時代のスター・デストロイヤーが浮上してくる。

レジスタンス側の戦闘機も一挙集結。旧時代の機体も混じっていて、ミレニアム・ファルコンの右奥には「反乱者たち」のゴーストが、そのさらに奥にはルーク・スカイウォーカーがダース・ベイダーに斬られた右腕を治療した宇宙船EF76 ネビュロンB エスコート・フリゲートも見られる。ファルコンの奥には、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)スカリフの戦いで最終兵器となったハンマーヘッド・コルベット。また、『エピソード6/ジェダイの帰還』(1983)エンドアの戦いで活躍したモン・カラマリ・スター・クルーザーの姿もある。ファルコン号のコックピットには、レイ、フィン、ポーと新世代の三英傑も集い、ようやく世代継承がなされた。

「最後にもう一度だけ。友人たちに。」C-3POがファン泣かせのセリフを贈る映像には、ヨーダのテーマが合わせられている。先に公開された特別映像では、どういうわけか赤い目になっていたC-3POは、ここでバブ・フリック(Babu Frik)の修理を受けているようだ。バブは雪の惑星キジミの出身で、レイやフィンポーらも防寒服を着用している。その左側でマスクを着用しているのがゾーリ・ブリスだ。さらにC-3POの背後には、プリクエル3部作のバトル・ドロイドの機体も見られる。

おなじみのメインテーマが雄大なアレンジと共に流れ、「恐怖と向き合え それはジェダイの宿命 お前の宿命だ」と、師からの言葉が聞こえる。スピーダーで、ファルコン号で、Yウイングで、馬のようなクリーチャーのオーバク(Orbak)で勇ましく駆ける戦士たち。対峙していると思えば、共にダース・ベイダーの遺品を破壊しているようにも見えるレイとカイロ・レン。空中で交錯するレジスタンスとファースト・オーダーの総力艦隊。そして、レイの眼前で不気味な笑い声を上げているのは、死んだはずのダース・シディアスなのか。安堵したように見えるレイの最後の表情は、一体何を意味するのか。

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)日米同時公開

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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