『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』ジョージ・ルーカス、声の出演していた ─ 『最後のジェダイ』『ローグ・ワン』にも

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』に、シリーズの創造主ジョージ・ルーカスが声の出演を果たしているという。ルーカスフィルムと同じくディズニー傘下の米ABC Newsが伝えている。
報道によれば、『スカイウォーカーの夜明け』に使用されたのは、ルーカスが新たに肉声を収録したものではなく、もともとルーカスの監督作品『アメリカン・グラフィティ』(1973)のために収録された音声データ。愛情を込めて「ザ・ジョージ(The George)」と名付けられているデータには、ルーカスの叫び声が収められているという。音響編集者のマシュー・ウッド&デヴィッド・アコードは、声の主がルーカスであるかどうか、またその叫び声がどこで聞こえるのかは明かさなかったが、『スカイウォーカーの夜明け』に“特別な叫び声”が使用されていることを認めた。
従来、『スター・ウォーズ』シリーズの“叫び声”といえば、『新たなる希望』(1977)から『フォースの覚醒』(2015)までの全作品に使われていた「ウィルヘルムの叫び(The Wilhelm)」が有名だ。『フェザー河の襲撃』(1953)に登場した叫び声が、ストームトルーパーが攻撃を受けた際などに使われたのである(元の音声は『フェザー河の襲撃』以前に録音されたもの)。もっとも、この声は『スター・ウォーズ』のみならず、『インディ・ジョーンズ』シリーズなど数々の作品に使用されていた。
しかし、いまや『スター・ウォーズ』でおなじみの叫び声は、ウィルヘルムではなく“ルーカスの叫び”になるのかもしれない。ルーカスの声が使用されたのは今回が初めてではなく、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)にも登場していたというのだ。2018年、ウッド氏は「名刺代わりの、とても特別な叫び声を手に入れた」とコメント。「新しい叫び声を使い始めました。『最後のジェダイ』と『ローグ・ワン』、それから『スター・ウォーズ』に関係ない作品にも登場します」。声の主については「あと数本くらいは秘密にしておきたい」と述べていたのである。
映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)より公開中。
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