スノークの正体は『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で明かされるのか ─ J・J・エイブラムスの発言で考える

全9作にも及ぶこととなったスカイウォーカー・サーガの完結作『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、謎に包まれたスノークの正体についても種明かしをするのかもしれない。J・J・エイブラムス監督が米Uproxxに気になるコメントを残している。
この記事には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)の内容が含まれています。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)より登場したスノークは、カイロ・レンやハックス将軍を指揮下に置くファースト・オーダーの最高指導者。『フォースの覚醒』当時は、謎に満ちた出自からその正体に迫る様々な考察が駆け巡った。続く『最後のジェダイ』では結局何も明かされぬまま、自らの弟子カイロ・レンの裏切りによってあっけなく絶命していた。
スノークとは何者だったのか。その答えは、続三部作の完結作『スカイウォーカーの夜明け』で明らかにされるのだろうか。J・J・エイブラムス監督はこの問いに対して、「今作は最終作なので、私としては、始まり(=『フォースの覚醒』)よりもチャレンジングだったというのが究極的なところ。答えを与えなければいけないと分かっていましたから」と答え、明言を避けながらも興味深い返答を見せている。
「最後まで完全に謎が明かされないままのものも、多少はあるかもしれません。けれど、観客には絶対に満足を感じて帰ってもらいたい。だから、いくつかの謎については、これぞ真のエンディングだと、それが宣伝文句ではなかったと感じてもらえると嬉しいです。本当に、終わらせます。」
インタビュワーの「スノークの正体について、少しは分かるものなのか」という問いに対するJ・Jのこの回答は、あくまでも『スカイウォーカーの夜明け』が完結作であることを強調するに留まっている。「真のエンディング」「本当に、終わらせます」という発言からは、『スカイウォーカーの夜明け』が様々な謎やストーリーラインに決着をつけるという自信が伺える。
一方で、決して「全ての謎」が明かされるとは断言されていない点、および「最後まで完全に謎が明かされないままのものも、多少はあるかもしれません」と予防線を張っている点も懸念すべきだ。『フォースの覚醒』『最後のジェダイ』が残した謎は数多く、いずれもが重要なものだが、その中には真相が解明されるもの、完全にはされないものもあるという。スノークの正体がそのどちらになるかは、『スカイウォーカーの夜明け』公開を待つ他ない。
数々の謎への解明率がどうであれ、J・J・エイブラムス監督は少なくとも観客が「満足」できることを繰り返している点は事実だ。映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は、2019年12月20日(金)日米同時公開。
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