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DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド』早くも完成、ジェームズ・ガン監督が報告 ─ 異例の追加撮影ナシ

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
© 2021 WBEI TM & © DC

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が、劇場公開まで3ヶ月半という余裕のスケジュールで完成を迎えた。

このたびガン監督は、本作が米国の雑誌「Den of Geek」の表紙と特集を飾ることに加えて、映画の完成をTwitterにて報告した。「今週、VFXなどを含めて映画が完全にできあがりました。みなさんに見てもらうのが楽しみ」

『ザ・スーサイド・スクワッド』は2021年8月6日に米国で公開され、続いて8月13日に日本でも劇場公開を迎える。ハリウッドのスタジオ映画は公開直前まで作業が行われることも珍しくなく、ガン監督はこの時期の完成を「異例」と記した。

もっとも、それ以上に異例だったのは、ワーナー・ブラザース/DCコミックスがガン監督に創作面の自由をたっぷりと与えたこと。作品の最終編集権をガン監督自身が持っていたほか、大作映画では普通のこととされる再撮影・追加撮影もまったく行われなかったというのだ。ガンは「大作ヒーロー映画にしても、クリストファー・ノーラン以外にはほぼありえないこと」と表現。ガン監督が本撮影で優れた仕事をやってのけたこと、スタジオが創作に介入しなかったことを如実に示すエピソードだろう。

本作ではハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、ブラッドスポート(イドリス・エルバ)、キング・シャーク、ポルカドットマン(テヴィッド・ダストマルチャン)、サヴァント(マイケル・ルーカー)、シンカー(ピーター・キャパルディ)、ブラックガード(ピート・デヴィッドソン)ら悪党集団「スーサイド・スクワッド」の面々が、刑期短縮と引き換えに“成功率ほぼ0%”のデス・ミッションに挑む。首には爆弾が埋め込まれ、命令に背けば即死、任務失敗でも即死。彼らは無事に任務を達成し、生きて帰ることができるのか。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、2021年8月13日(金)全国公開予定。

Sources: James Gunn(1, 2, 3

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。