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『ザ・スーサイド・スクワッド』初期構想、スーパーマンとの対決案あった

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
(c)2021 WBEI TM&(c)DC

DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』に、言わずと知れた有名ヒーロー、スーパーマンが登場する可能性があった……。脚本・監督のジェームズ・ガンが、独Filmstartsのインタビューにて明かした。

『ザ・スーサイド・スクワッド』は、寄せ集めの犯罪者たちが刑期の短縮を懸け、「スーサイド・スクワッド」として命がけの任務に挑む。目的は、コルト・マルテーゼ島にあるナチスが建てた研究施設・ヨトゥンヘイムの破壊だ。しかし脚本作業の過程では、スーサイド・スクワッドがスーパーマンと対決するという任務も検討されていたという。

「『ザ・スーサイド・スクワッド』を書き始めた時、彼らがスーパーマンと戦うというアイデアもありました。なにかの理由があって、スーサイド・スクワッドがスーパーマンを捕まえなくてはいけない、という。アイデアは曖昧なもので、(スーパーマンは)暴走してしまったのか、それとも何者かに操られているのか。ともかく、お粗末なスーパーヴィランの集団が世界最強のヒーローと対決せざるを得なくなるというものだったんです。」

その後、脚本開発の中でスーパーマンの登場案は見送られ、ストーリーは完成版の形にまとまっている。もともとワーナー・ブラザース/DCコミックスは、ガン監督に自由を与え、“好きなキャラクターを登場させていい”と伝えていたため、スーパーマンの登場も検討されたということだろう。ちなみにスタジオ側は、ガン監督が「スーサイド・スクワッド」を選ぶ以前、スーパーマンの単独映画を企画候補として打診していたともいわれる。

もしスーパーマンの登場が実現していたなら、演じたのは『マン・オブ・スティール』(2013)や『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(2016)のヘンリー・カヴィルだったのか。それともガン監督は、独自のキャスティングでスーパーマンを新たに創造し直すつもりだったのか。今後、ガン監督が別のDC作品を手がけることも予告されているだけに、“ジェームズ・ガン版スーパーマン”の登場もあながちありえなくはない話だ。

ちなみにスーサイド・スクワッドとスーパーマンの対決は、映画ではないものの、2022年発売のゲーム『スーサイド・スクワッド:キル・ザ・ジャスティス・リーグ』にて実現する。こちらは映画とは別の世界観だが、ハーレイ・クイン、キャプテン・ブーメラン、キングシャークが登場予定。リリースはまだ少し先だが、ぜひチェックしてみては。

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Source: Filmstarts

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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