『マッドマックス 』ジョージ・ミラー監督の恋愛映画が撮影開始、イドリス・エルバ&ティルダ・スウィントン主演 ─ 2021年9月に完成予定

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)などで知られるジョージ・ミラー監督、イドリス・エルバ&ティルダ・スウィントン主演のファンタジー・ロマンス・ドラマ映画『Three Thousand Years Of Longing(原題)』が、オーストラリアにて撮影中であることが明らかになった。米Deadlineが報じている。
撮影は現時点で、62日間の撮影日程の内、20日分が既に消化されているようだ。新型コロナウイルスの安全対策を遵守しながら行われている模様で、クリスマスの休暇を間に挟みながら、2021年春に撮影終了予定。2021年9月には作品完成予定と伝えられているため、同年9月開催予定のヴェネツィア国際映画祭やトロント国際映画祭などで初披露目を迎える可能性も有り得そうだ。
『Three Thousand Years of Longing』は「3,000年の憧れ」という意味の題名だが、物語の詳細は依然として明らかにされていない。2018年10月に本作の存在が初めて明らかになった際には「壮大な恋愛物語」になると伝えられて、2019年12月の取材ではジョージ・ミラー監督が「アンチ・マッドマックス」になるとも説明していた。
「とてもビジュアルの強い映画ですが、ほとんど『怒りのデス・ロード』とは真逆。ほぼ全編が屋内で、会話の多い映画です。アクションシーンもありますが、それは付随的なもの。“アンチ・マッドマックス”とも言えると思います。」
監督・脚本・製作はジョージ・ミラー。編集のマーガレット・シクセル、撮影のジョン・シール、音楽のジャンキーXL、ヘアメイクアップ・デザイナーのレスリー・ヴァンダーウォルトなど、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』から錚々たる製作陣が名を連ねている。その他、『ベイブ』シリーズのロジャー・フォードが美術監督を務めるなど、ジョージ・ミラー監督と深い繋がりを持つ製作陣が集結した。
本作の製作費は推定として6,000万ドル。製作のダグ・ミッチェルは、本作の撮影現場について「今まで見た中で最も壮観」と伝えている。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』以来の新作映画に期待が益々高まるばかりだ。
Source: Deadline