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スタローン集大成『タルサ・キング』マフィアが田舎で成り上がる激動ドラマ ─ 『ロッキー』の落ち着きと、『ランボー』のタフネス

タルサ・キング
(C)2025 Viacom International Inc. All Rights Reserved.

世界的アクションスターのシルヴェスター・スタローンがドラマ初主演、米テレビ界屈指のヒットメーカー、テイラー・シェリダンが製作を務める話題作「タルサ・キング」最新のシーズン3が、早くも2025年10月10日(金)より「J:COM STREAM」のParamount+にて配信開始となる。

2022年に開始された「タルサ・キング」は、米ケーブルテレビのシリーズ・プレミアとして同年No.1の視聴者数(約370万人)を記録※1。その人気は衰えず、すでにシーズン4への更新も決定している。なぜ本作はこれほどまでに視聴者を惹きつけるのか?以下にご紹介しよう。

「西部劇」×「ギャング」二大ジャンルの融合

タルサ・キング
(c) 2025 Paramount Global

テイラー・シェリダンといえば、2015年に『ボーダーライン』で脚本家デビュー以降、『最後の追跡』や『ウインドリバー』、「イエローストーン」シリーズなどで、アメリカ西部の闇に焦点を当ててきた“ネオウェスタン”の名手。そんな彼が本作でタッグを組んだのは、マフィアドラマの金字塔「ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア」の脚本家テレンス・ウィンターだ。

この強力タッグにより、「西部劇」×「ギャング」という一見交わらない二大ジャンルが見事に融合。物語は、伝統的なニューヨークのイタリア系マフィアが、カウボーイのいるオクラホマ州の田舎町タルサに自らの帝国を築く――というユニークな切り口で描かれる。

この設定は、50年以上のキャリアを誇るスタローンにとっても新しく、本作に惹かれた最大の理由だったという。予測不能な展開の数々に、目の肥えた海外ドラマ・映画ファンも夢中になるだろう。

ドワイトの圧倒的なカリスマ性にシビれる!

タルサ・キング
(c) 2025 Paramount Global

スタローン演じる主人公は、ニューヨークを拠点とするマフィア「インヴェルニッツィ・ファミリー」の幹部ドワイト・マンフレディ。組織を守るために25年間服役するも、出所後は“シマ拡大”という名目で田舎町のタルサに追放されてしまう。しかし、持ち前の知性とビジネスセンスを活かし、新天地・タルサで地盤を築いていくのだ。

ベテランマフィアとしての凄み、人間味やユーモア、そして金儲けの才能も兼ね備えたドワイト。その圧倒的なカリスマ性は、タクシー運転手のタイソン、マリファナショップの店長ボーディ、カウボーイバーの経営者ミッチ、そして先住民コミュニティなど、裏社会とは無縁だった地元民たちさえ惹きつける。個性豊かな新“ファミリー”で見せるリーダーシップ力はもちろん、イジり・イジられるコミカルな面も魅力的だ。

常に商機を探るドワイトは、大胆な戦略でビジネスを刷新しながら拡大し、新たな分野にも乗り出す。ゼロから“タルサの王”へのし上がっていく小気味よさは、本作の醍醐味のひとつだ。そのビジネスマン兼ギャングとしての手腕はファンにも大好評で、ドワイトのシビれる名場面を集めた公式動画は151万回再生を突破している。

クセ者ぞろいの敵対勢力

タルサ・キング
(c) 2025 Paramount Global

タルサで台頭するドワイトの前には、次々と強烈なクセ者たちが立ちはだかる。シーズン1のバイカーギャングから、シーズン2の実業家スレッシャー、中国系ギャング、隣州カンザスシティのマフィア・ベヴィラクアまで、敵キャラの幅広さも本作ならでは。一触即発の関係や抗争へと加速していく展開がハラハラ感を生み、ストーリーを一層盛り上げてくれる。

ちなみにスレッシャー役は「ARROW/アロー」ダミアン・ダーク役や「イエローストーン」マルコム・ベック役など悪役が印象的なニール・マクドノー、ベヴィラクア役はDC『スーパーマン』「ピースメイカー」リック・フラッグ・Sr役やマーベル『キャプテン・アメリカ』シリーズのブロック・ラムロウ/クロスボーンズ役のフランク・グリロが演じ、スタローンとの対峙に迫力を添えている。

アドレナリン全開の戦闘シーン

タルサ・キング
(c) 2025 Paramount Global

敵キャラとの衝突では、ダイナミックなアクションも見どころだ。75歳にして屈強なドワイトを筆頭に、素手やバットでの肉弾戦からド派手な銃撃戦まで、迫力満点の戦いが展開。寄せ集めの“ファミリー”によるカチコミもアツい見せ場となっており、見ている側もアドレナリン全開だ。

一方ニューヨークのファミリーとの確執が絡むことで、残虐な暴力や裏切り、容赦ない殺人などの重厚な展開も。リアルで骨太なマフィア描写と痛快なアクションとが相まって、視聴者を釘付けにしている。

シーズン3にはサミュエル・L・ジャクソンも参戦

タルサ・キング
(c) 2025 Paramount Global

最新のシーズン3には、『パルプ・フィクション』や『アベンジャーズ』シリーズのサミュエル・L・ジャクソンが新たに参戦。ここでスタローンとの二大スターによる初共演が実現する。ジャクソン演じるラッセル・リー・ワシントン・ジュニアのスピンオフ「NOLA King(原題)」も決定しており、その布石としても注目を集めている。

さらにストーリーは、ドワイトが酒造ビジネスに進出する新章へ。そこで待ち受けるのは、タルサの“暴君”と呼ばれる強敵ジェレマイア・ダンマイヤー。演じるのは『ターミネーター2』『ダイハード2』などの名悪役ロバート・パトリックだ。豪華キャスト陣が織りなすドラマに、ますます目が離せない!

どんな人におすすめ?

タルサ・キング
(C)2025 Viacom International Inc. All Rights Reserved.

西部劇とギャングドラマの要素を持つ本作は、「イエローストーン(視聴ページ)」や「メイヤー・オブ・キングスタウン(視聴ページ)」などのシェリダン作品や、ウィンターの過去作でもある「ザ・ソプラノズ」や「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」、『ゴッドファーザー』などのマフィア作品が好きな人にオススメ。コメディ要素も多いので、『スナッチ』や『ロック、ストック』シリーズなどのガイ・リッチー監督作のファンにも刺さるだろう。

また、スタローンの代表作『ロッキー』や『ランボー』が好きな人も必見だ。スタローンいわく、ドワイトはロッキーのような“落ち着き”と、ランボーのような“タフネス”を併せ持つキャラクター※2。そこに自らのユーモアを加えたことで、“シルヴェスター・スタローン”を体現する集大成的な存在でもあるという。

「タルサ・キング」は1話40分前後とテンポも良く、巧みなストーリー&演出と相まってイッキ見必至。各エピソードやシーズンごとに“次が気になる”仕掛けもあるため、見始めたらのめり込んでしまうだろう。シーズン3の配信にあわせて、ぜひシーズン1からキャッチアップしてみよう。

タルサ・キング シーズン3
(c) 2025 Paramount Global

「タルサ・キング」シーズン3は2025年10月10日(金)より「J:COM STREAM」のParamount+にて配信開始。

さらに「J:COM STREAM」では、「タルサ・キング S3」ほか、「モブランド」「NCIS:トニー&ジヴァ」の第1話が10月10日(金)〜16日(木)の期間限定で無料配信に。あわせてチェックしてみよう。

J:COMが送る『J:magazine!』では「タルサ・キング」を詳しく解説中。

▶J:COM STREAM について
「 J:COM STREAM 」は、J:COMが提供する動画配信サービス。人気のアニメや国内外の映画やドラマ、Paramount+作品など、多彩なコンテンツを提供している。さらにテレビ朝日の最新ドラマ・人気バラエティを中心に幅広いジャンルの作品が楽しめる「TELASA*」も追加料金無しで視聴可能。
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※1:THR / ※2:CinemaBlend
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Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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