『ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ>』レビュー 一番気軽に入れるアメコミ映画!
ミュータント・ニンジャ・タートルズ:影<シャドウズ> レビュー
マーベルでもなくDCでもないインディーズ発信のコミックながら 全米であっという間に人気を得てアニメ化、実写化。 アニメは断続的に新作が続いているし、90年代の実写三部作も 香港でブルース・リー、ジャッキー・チェン映画を多数製作した、 ゴールデンハーベスト社が製作したことで、いい意味で欧米での”勘違い”と誤解で生成された、ニンジャ・カンフーのイメージを うまい具合に取り込んでいい味を出していた。
そして、14年にミスター超大作マイケル・ベイプロデュースの下、 リブートした新作が発表された。 『トランスフォーマー』でベイともめたという噂のあった ミーガン・フォックス(吹替版はなんとベッキーw)がヒロイン・エイプリルとして登場。 シリーズ通しての悪役シュレッダーとフット団との激闘を繰り広げた。
それから2年、軽口とギャグをはさみながら活躍する相変わらず4人の亀が再集結。 もちろんエイプリルも登場。 復活を目指すシュレッダーには異次元からやってきた存在が接近。 旧シリーズにも登場したイノシシ&サイのミュータント ビーパップ&ロックステディも登場してファンにはたまらない。
そして、なんといっても嬉しいのがホッケーマスクのヴィジランテ ケイシー・ジョーンズが登場してくれる。 旧シリーズでは1作目から登場してエイプリルとのロマンスの相手も していた人気キャラクターが満を持して登場。さらにうれしさ倍増なのが演じているのがスティーブ・アメルだということ、 現在、シーズン4まで続いている人気アメコミドラマ 『ARROW/アロー』で主人公オリバー・クィーンう演じている アメコミファン注目のイケメン俳優。
待望の新作『シャドウズ』は前作の予備知識もあまり必要もなく 2時間弱で一気に駆け抜ける痛快作に仕上がっている。 チームの在り方、亀であることに思い悩む部分もあるにはあるが、それはやはりシリーズ同じも軽さと程よいブラックさで調和されている。
続編の可能性もある終わり方だが、これはこれで単独で楽しめる。 シリーズ・サーガーの一端というアメコミ映画が多い中、 一番気軽に入れるアメコミ映画といっていいだろう。 夏の終わりにやってくる世界一有名な亀たち。 (日本人としては大怪獣ガメラがあるのでちょっと微妙な気分になるのだが) その活躍を劇場でぜひ!!