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「ウォーキング・デッド」アニメ化案、原作者が「楽しそう」と前向き

ウォーキング・デッドの原作コミック
Geoff Livingston https://www.flickr.com/photos/geoliv/7035158247

人気ドラマ「ウォーキング・デッド」(2010-2022)の原作コミックを手掛けるロバート・カークマン。2019年にコミック版を193号で終了し、2022年に米AMCのドラマ版が11シーズンで完結した今、原作コミックに忠実なアニメシリーズの製作に興味を示しているようだ。

Comicbook.comによると、カークマンはカラー復刻版シリーズ『ウォーキング・デッド・デラックス』79号で、ファンレターに対して次のようにコメントしている。「(『ウォーキング・デッド』)忠実なアニメ化はとても楽しいと思うけど、AMCがそのような企画に意欲的かはわかりません」。

この「忠実な」翻案というアイデアの背景には、原作とドラマ版のストーリーが大きく異なるという点がある。例えば原作では、ドラマ版の人気キャラであるダリル・ディクソンは存在せず、主人公リックや息子カールがたどる運命も全く異なる。ドラマ版は大ヒットしたものの、原作を1対1で再現したものではないため、原作通りの展開を望むコミック読者にとっては多かれ少なかれ不満が出ていたようだ。

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なおカークマンは、別の代表作『Invincible』をほぼ忠実にアニメ化した「インビンシブル ~無敵のヒーロー~」が大成功を収めた実績を持つ。2021年にAmazonプライム・ビデオでデビューした本作は、シーズン2前半が2023年11月にリリースされ、米Rotten Tomatoesで批評家から100%の高評価を獲得。『ウォーキング・デッド』も忠実なアニメ化が実現したら、同様の成功が期待できるかもしれない。ちなみに「インビンシブル」の主人公マーク役の声優は、「ウォーキング・デッド」グレン役のスティーヴン・ユァンが務めている。

なお、実写「ウォーキング・デッド」ユニバースはスピンオフ作品によって拡大を続けているが、カークマンは現在「インビンシブル」にかかりっきりのため、スピンオフの執筆には手が回らないとのこと。またドラマ「ウォーキング・デッド」のラストついては、「とても満足している。(ショーランナーの)アンジェラ・カンは、最終シーズンで素晴らしい仕事をしたと思う」と称賛し、「僕にとってこの番組で最もエキサイティングだったのは、コミックに忠実でない部分です」と付け加えている。

Source:Comicbook.com

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。

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