ゾンビが空から降ってくる?「ウォーキング・デッド」マギ&ニーガンのスピンオフ予告編 ─ 米リリース日も決定

「ウォーキング・デッド」(2010-2022)のマギー(ローレン・コーハン)&ニーガン(ジェフリー・ディーン・モーガン)を主役とした新スピンオフ、「ウォーキング・デッド:デッド・シティ(原題)」の米放送・配信日が決定した。2023年6月18日より、米AMCとAMC+でリリースとなる。米Deadlineなどが伝えている。
この発表は、米カリフォルニア州で開催のイベント「ワンダーコン」で行われたもの。キャストのローレン・コーハンとガイウス・チャールズ、ショーランナーのイーライ・ジョーンが参加し、新たに約15秒の予告編も公開された。
予告編では、何者かに息子・ハーシェルをさらわれたマギーが、ニーガンに協力を求める。車に落下してきたゾンビを見たニーガンは、思わず「今度は空からウォーカーが降ってくるのかよ」とツッコミ。本家では見たことのない、かなりグロテスクなウォーカーも登場する。
本作「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」はニューヨークを舞台とし、犬猿の仲であるマギー&ニーガンに焦点を当てた物語。ショーランナーのジョーンによると、「今まで見たこともないような『ウォーキング・デッド』」になるようだ。ワンダーコンのパネル登壇時に、次のように予告した。
「ニューヨークには、空に向かって高層ビルが建ち並び、100万人以上のウォーカーたちがいます。マギーやニーガンのように、長い間森の中を走り続けてきたキャラクターにとっては全く新しい世界で、非常に狭苦しく、恐ろしく感じられるでしょう。またこれから分かりますが、生存者の集団がいて、終末世界における彼らの奇妙で新しい生き方を見ることができます。それは間違いなく、今までに見たことがないようなものです。」
またコーハンは、ニーガンがマギーの夫・グレン(スティーブン・ユアン)を殺した過去に言及し、「マギーとニーガンの間に起こったトラウマが未処理の状態で描かれるので、興味深いです。『デッド・シティ』では、私たちに‟これは何なのか?それを乗り越えるには何が必要なのか?”と考えるチャンスが与えられます」とコメント。本作で「一緒に行動することを余儀なくされる」のはマギー&ニーガンにとって「チャンス」だと表現し、「最悪の相手と親密になるための練習のようなものです」と語った。
ふたりの関係の複雑さについては、ジョーンも「(本作は)マギーとニーガンの物語における次章であり、そういった意味では、双方に多くの悲しみ、トラウマ、喪失感があります」と説明。その上で、本作を通してふたりの関係には何らかの変化が訪れることを示唆した。「それは今でもこの番組の大きな部分を占めています。『ウォーキング・デッド』を何年も観てきて、キャラクターとつながりを持つ人々のために、私たちは物語を続け、成長させ、進化させ、まったく新しい風景の中で深めていきます」。
「ウォーキング・デッド:デッド・シティ(原題)」は、2023年6月18日より米AMCとAMC+で放送・配信予定。日本での配信情報が待たれる。
▼ 「ウォーキング・デッド」の記事
「ウォーキング・デッド」東京版も構想中?初期シリーズの全16話構成を「もう一度やりたい」と製作者 まだまだ広がる? 2024年U-NEXT海外ドラマ人気ランキングが発表 ─ 1位は「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」 「ザ・ペンギン」も健闘 【ネタバレ】「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」シーズン2第1話、本シリーズ初期の衝撃シーンを再現 ─ 「脚本に驚いた」とキャロル役 オリジナル版まで遡って 「ウォーキング・デッド」ノーマン・リーダス、ダリル役を「あと6〜7年」演じたい スピンオフでは「再構築したかった」 「ウォーキング・デッド」ダリルの相棒ドッグ役の犬が死去 ─ ノーマン・リーダスが追悼「寂しいよ、相棒」 安らかに
Source:Deadline