【ネタバレ】「ウォーキング・デッド」最終話解説 ─ ラストのセリフの意味、残された謎

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最終話、残された謎
「ウォーキング・デッド」のフィナーレには、まだいくつかの疑問点が存在する。その内のひとつがミショーンの服装だ。最後にミショーンは馬に乗って刀を掲げ、ウォーカーの大群に向かっていく。このとき戦闘服のような見慣れぬ衣装を着ているが、これは一体どこで手に入れたものなのだろうか?
ギンプルは、この服装の裏には「これから語られる物語がある」と明かし、これまでの経緯がスピンオフで明かされることを示唆した。「明らかに色々なことが起こっていますよね。彼女が身に着けている鎧は、彼女の大きな物語の一部なんです」。

一方のリックは、シーズン9第5話で自分を連れ去ったCRM(市民共同体軍)のジャケットを着用し、荒廃した街の対岸にいるようだ。CRMのヘリコプターに見つかり投降するよう求められると、両手を挙げて笑みを浮かべる。
この場所について、ギンプルは「あの街はCRMと関係があるでしょう」と述べた上で、「街並みを見れば、どこかがわかるでしょう。あの街並みはプロモーションで紹介されたことがあります」とヒントを与えた。この“プロモーション”とは、2019年に公開された『ウォーキング・デッド』映画版のティザー映像を指すものとみられる(のちに企画は映画からスピンオフドラマへと移行した)。
当時、ファンたちはこのティザー映像に映し出された街並みの影を手掛かりに、リックの居場所はフィラデルフィアではないかと推測していた。さらに、スピンオフ第2作「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド」(2020-2021)では、CRMの所在地がフィラデルフィアであることが判明している。よって、シリーズのフィナーレでリックがいた場所もフィラデルフィアの可能性が高いだろう。
最終回で残されたこれらの疑問は、2023年に米国放送予定であるリック&ミショーンのスピンオフドラマで明らかになるはず。同スピンオフは‟壮大なラブストーリー”になること以外、詳細は不明のままだが、本家を象徴する「生きるのは私たち」というメッセ―ジは引き継がれることだろう。2023年1月の撮影開始後に、さらなる情報が解禁されることに期待したい。
Source: Entertainment Weekly