「ウォーキング・デッド」シーズン15まで続くはずだった?当初の案をマギー役が明かす

2022年にシーズン11で完結し、12年という長い歴史にピリオドを打った「ウォーキング・デッド」。実は元々シーズン15まで継続する予定だったが、計画をスピンオフに移した、という経緯があるようだ。マギー役のローレン・コーハンが、当初の案を明かしている。
現在「ウォーキング・デッド」ユニバースからは、マギー&ニーガンを主人公とした「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」、ダリルを主人公とした「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」が日本でもU-NEXTで配信中。2024年にはリック&ミショーンのその後を描く「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」が控えている。
「ウォーキング・デッド:デッド・シティ」で主演を務めるローハン。本家「ウォーキング・デッド」ではシーズン2から出演し、シーズン9中盤で一度退場。その後、シーズン10後半で再登場し、シーズン11で正式にカムバックを果たしていた。
コーハンはシーズン11でメインキャストとして復帰する前に、製作総指揮のスコット・ギンプルから2つの選択肢を提示されたそう。マギー役として「番組に戻るか、別の番組をやるか、どちらに興味があるか聞かれました」と、2023年6月米Buzzfeedのインタビューで語っている。
さらに、「当初彼らが決定した案は、私が番組に復帰し、(ニーガン役の)ジェフ(ジェフリー・ディーン・モーガン)と私で(番組を)“引き継ぐ”ことだった」と明かしたコーハン。「当時(ダリル役の)ノーマン(・リーダス)は降板することになっていたし、(リック役の)アンディ(アンドリュー・リンカーン)はすでに去り、(ミショーン役の)ダナイ(・グリラ)も降板していた。シーズン11に入り、ジェフと私が『ウォーキング・デッド』に残るような形で、さらに4年間番組を続けるつもりでした」と述べ、シーズン15までのロードマップが存在したことを明かした。
当初予定されていた4年分の物語が本家で描かれることはなかったが、マギー&ニーガンの物語は「デッド・シティ」でニューヨークに舞台を移し、エキサイティングな形で進行している。また、本家を「降板することになっていた」というリーダスも、フランスを舞台にした「ウォーキング・デッド:ダリル・ディクソン」でダリル役を続投。両作品とも、批評家・ファンから好評を博し、早々にシーズン2更新が決定した。
さらに、リック&ミショーンの「ウォーキング・デッド:ザ・ワンズ・フー・リブ」は、ファンから最も大きな期待が集まる注目作だ。「ウォーキング・デッド」ユニバースを再び盛り上げるという意味では、シーズン15まで続ける当初の案よりも、スピンオフで再スタートを切る現在の方向性が最適解だったといえるだろう。
ちなみに製作陣は、スピンオフ3作が「何らかの形で物語的に収束すること」を理想としており、「ウォーキング・デッド」をシーズン12として復活させることには「反対ではない」とのこと。今後「ウォーキング・デッド」ユニバースはどこへ向かうのか、動向を引き続き注視していきたい。
Source:Buzzfeed