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『タイラー・レイク -命の奪還-』続編の展開どうなる ─ 製作陣、クリヘム&デヴィッド・ハーバーの過去エピソードに興味

タイラー・レイク -命の奪還-
Netflix映画『タイラー・レイク −命の奪還−』 2020年4月24日(金)より独占配信開始

クリス・ヘムズワース主演、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)アンソニー&ジョー・ルッソ監督のプロデュースによるNetflix映画『タイラー・レイク -命の奪還-』に、早くも続編企画が報じられた。研ぎ澄まされたアクション演出で注目され、クリスの新たな代表作となった本作は、果たしてどこに向かうのか。報道に先がけて、監督のサム・ハーグレイヴとジョー・ルッソは、それぞれのビジョンを米Colliderにて語っていた。

「(今後の)可能性はたくさんあります」と語ったのはハーグレイヴ監督だ。「進むことのできる方向性はいろいろあって、物語を進めることも、戻ることもできる。タイムラインのどちらを見ても面白いと思います」。ここで監督は、いわゆる続編を作るアイデアと、前日譚映画の可能性を示唆しているのだ。特に関心を抱いているのは、デヴィッド・ハーバーが演じた男ガスパー。主人公タイラー・レイクの元同僚であり、今ではタイラーが任務に臨むバングラデシュ・ダッカの地に暮らしている人物である。

「かつて、彼ら二人は一緒に訓練を積み、軍隊で、また民間の軍事会社でも長い時間をともに過ごしていたわけです。だから二人のスキルは同じくらいだと思うのですが、彼らは別々の道に進んだ。ガスパーはバングラデシュで暮らし始め、そこにとどまったのだし、タイラーはまた違う道を行ったんです。[中略]クリスとハーバーは絶妙な化学反応を見せてくれましたから、時を遡れば、今回の物語につながる前日譚を作ることもできそうですよね。」

脚本・製作のジョー・ルッソも、タイラー役のクリスと、ガスパー役のデヴィッドの組み合わせは「素晴らしかった」と語る。「ハーバーは見事でしたね、すごく魅力的だった」というジョーは、“前日譚”というアイデアにも好意的だ。「シリーズものはだいたい先に進みますけど、前に戻ったらどうなるのか? 面白いアイデアだと思います」

タイラー・レイク -命の奪還-
『タイラー・レイク -命の奪還-』Netflix独占配信

ハーグレイヴ監督とジョーによると、製作チームは撮影中や編集段階からシリーズ化のアイデアを口にし、Netflixも前向きな姿勢を示していたそう。監督は「ジョーが面白いアイデアを持ってきてくだされば、すぐに続きを作れます」とも述べた。現在、『タイラー・レイク』続編は企画の初期段階にあり、ジョーによれば「物語が先に進むのか、巻き戻るのかもまだ決めていない」という。報道以前には、将来の展望をこう話していた。

「考えるのは、彼らのストーリーを前進させながら面白いことをやれるかということだけ。2時間で多くを語ることはできませんから、とても限られた作品になります。だけど時間を広げて人物を描けるなら、新たな選択ができる。[中略]問題は、きちんと筋を通すことができるか。語るべきストーリーを見つけられるか、その物語を描くことで満足できるか。それから、サム(監督)やクリス(・ヘムズワース)がやりたいと思うか。やるべきことはたくさんあります。」

報道によると、クリス・ヘムズワースとサム・ハーグレイヴ監督は続編への契約を結んでおらず、脚本の完成が先になるとのこと。クリスも続編について「これだけの熱い応援や支援があるのであれば、是非ともやりたいですね」と意欲を見せていただけに、良い知らせを期待したいところだ。

Netflixオリジナル映画『タイラー・レイク -命の奪還-』は独占配信中。

続編始動の報道はこちら

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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