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『アンチャーテッド』ゲーム版声優、トム・ホランドの映画版から出演オファーなし「それでいいと思う自分、連絡してほしかった自分が両方いる」

ノーラン・ノース トム・ホランド
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48378567156/ https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/28652895005/ Remixed by THE RIVER

人気ゲームシリーズの実写映画版、『アンチャーテッド(原題:Uncharted)』の撮影が進行中だ。ゲーム版の主人公ネイサン・ドレイクの“若き日”を描く本作では、主演を『スパイダーマン』シリーズのトム・ホランドが務める。では、ゲーム版でネイサンの声を担当したノーラン・ノースは映画版をどのように考えているのだろう?

ComicBookMovieのインタビューにて、ノースは映画版について「すごく楽しみにしていますし、みんな楽しみにしておくべき。温かく見守りましょう」と“先輩”らしい心境を語った。ネイサンを演じるトムのほか、師匠であり相棒のビクター・“サリー”・サリバン役をマーク・ウォールバーグにも「20代のネイサンも、40代のサリーも僕たちは見たことがない。面白くなりそうですよね」と激励を贈っている。「トム・ホランドやマーク・ウォールバーグのことは好きだし、彼らの映画も楽しんでいますから」。

ノースは映画版のアプローチを「新しいことをやろうとしているのが良いと思っているんです」と称賛。むしろ「ネイサン・ドレイクに似ている俳優を使って、ゲームの内容を追いかける映画にしたら大失敗だったでしょう」と分析した。ゲームはそれ自体がすでに「独立した映画」なのだから、真似るのではなく独自の作品を志すべきだという持論を語ったのである。

ちなみに映画化にあたって、残念ながらノースのもとに出演オファーなどはなかったそう。これについては「それでいいと思う自分と、“連絡してくれても良かったのに!”と思う自分が両方います」とちょっぴり本音をにじませつつ、「そんなに大した話じゃないですね」と語った。「彼らはきっと最高の仕事をしてくれるでしょう。トムは素晴らしい俳優だし、ベストを尽くしてくれることを願っています」。

ところでノースは、以前コンベンション・イベントに参加した際にトムと接近する機会があったとのこと。あとからコーヒー片手に挨拶と自己紹介をしようと考えていたものの、早々にトムは会場を離れてしまい、残念ながらニアミスに終わったのだそうだ。「ほんとに後悔しています」とはノースの談。『アンチャーテッド』公開の際には、ぜひご対面の機会がありますように。

映画『アンチャーテッド』は2021年7月16日に米国公開予定。

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Source: ComicBookMovie

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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