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【ネタバレ】『アンチャーテッド』オマケ映像解説 ─ あの人物の正体とは?

アンチャーテッド
907632 - UNCHARTED

この記事には、『アンチャーテッド』のネタバレが含まれています。

サムの生存説

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907632 – UNCHARTED

『アンチャーテッド』にはエンディングにふたつのオマケ映像があり、どちらも続編を予感させる内容が描かれていた。ネイトとサリーのコンビが最初の冒険を終えた直後に流れるひとつ目の映像では、石造りの牢獄に囚われている謎の男が、ネイトに向けて絵はがきを書く姿が捉えられている。“絵はがき”といえば本編では、500年前に消えたとされる幻の海賊船が隠された場所にたどり着くための重要な鍵を担っていたアイテム。そしてそれはネイトのたったひとりの兄、サムから送られていたものだ。ネイトはサムの行方を追っていたが、映画中盤で相棒のサリーから、ブラドッグに殺されたことを打ち明けられて絶望を味わう。

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ところがこのオマケ映像により、サムが生存している可能性が浮上したのだ。このはがきを書いている人物の素顔こそ確認はできないが、“Sというイニシャルの人物であることが文章から判明。これまでネイトに送れられていたはがきもまた、“サム”ではなく、“S”というイニシャルだったため、この牢獄に囚われている人物は、サムと考えてまず間違いないだろう。ただし、どんな方法で生き延びたのか、なぜ牢獄に囚われてしまったのかは謎が残る。

またサムのはがきには、「誰も信用するな」と弟への助言が意味深にも記されていた。ネイトに何らかの危機が迫っているということなのだろうか。そうだとしたら、それをなぜサムは牢獄から知り得ることが出来たのかも気になるところだ。

IndieWireのインタビューにてメガホンをとったルーベン・フライシャー監督は、「映画の最後で、サムが生きている可能性を残しておくことはとても重要でした」と説明している。その理由は、ゲームシリーズでサムは実際に生きた姿で登場するからだという。ゲームシリーズの完結作、『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』では死別した思われていた兄が主人公の目の前に姿を現し、ネイトとサムは兄弟で宝探しの冒険に繰り出すことになる。ゲームにおけるサムについてさらに詳しく知りたい方は、こちらのリンクから確認してみよう

ローマンとは何者なのか

アンチャーテッド
907632 – Uncharted

もうひとつのオマケ映像では、ネイトが眼帯をつけた謎の男と取引を行う姿が映し出されていく。その取引の内容とは、ネイトが常に肌に離さず身に着けている指輪と、ナチスの古い地図を交換するというもの。ところが、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)などのピルウ・アスベックが演じるこの取引相手が裏切り、その地図を渡さずに指輪だけを奪ったのだ。

ネイトは男の手下たちから囲まれてしまい、銃口まで向けられてしまう。この地図が示す情報について問い詰められるネイトだったが、そこにサリーが現れて危機的状況から抜け出す。状況は逆転し、ネイトは指輪と地図の両方を手に入れるのだった。ちなみに、ここでのサリーはゲームでおなじみの口髭を生やしており、ネイトにからかわれる姿も捉えられている。

眼帯男の正体は不明だが、“ローマン”の下で働く人物であることが判明している。ローマンとは、おそらくガブリエル・ローマンのことだろう。ゲーム『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』に登場する悪党で、裏社会で名を馳せている犯罪組織のボス。同作のヴィランのひとりであり、エル・ドラドという黄金の都に眠る秘宝を目当てに、ネイトとサリーと死闘を繰り広げていく。

続編が正式に決定しているわけではないが、ルーベン・フライシャー監督によれば、「ゴーサインが出た場合、すでに多くのアイデアがある」とのことだ。仮に製作されることになった場合、ローマンをメインヴィランとしたストーリーが描かれることになるのかもしれない。

映画『アンチャーテッド』は、2022年2月18日(金)より全国公開中。

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Source: IndieWire

Writer

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Minami

THE RIVER編集部。「思わず誰かに話して足を運びたくなるような」「映像を見ているかのように読者が想像できるような」を基準に記事を執筆しています。映画のことばかり考えている“映画人間”です。どうぞ、宜しくお願い致します。

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