『ローグ・ワン』ダース・ベイダーは何故あんなところに?ベイダーの◯、興味深い『裏設定』が明かされる

ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』には、映画史上最も愛される悪役として知られるダース・ベイダーが登場する。『ローグ・ワン』劇中では、誰もが知るダース・ベイダーというキャラクターの、誰もが知る「強さ」「怖さ」が現代の映像技術をもって描写され、その新解釈にファンは畏怖した。

【注意】

この記事には、『ローグ・ワン / スター・ウォーズ・ストーリー』に関するネタバレ内容が含まれています。

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ラストシーン、まるで虫でも切り捨てるかのように反乱軍兵士を次々仕留めた『無双』ダース・ベイダーもさることながら、劇中初登場シーン、クレニックがベイダーの元を訪れるシーンでは、暗黒の大スター満を持しての登場に高まった方も多いのではないだろうか。

クレニックが訪れたベイダーの住処のような塔は、画面上には表記はされなかったが、『エピソード3  / シスの復讐』ラストでアナキンとオビ=ワンの師弟対決が行われたムスタファーにある。『ローグ・ワン』でベイダーは、かつて師に破れ、四肢を失ったその土地に自らの城を建設し、住処としていたのだ。

ベイダーの城 コンセプトアートhttp://www.starwars.com/news/we-set-the-bar-so-high-doug-chiang-on-designing-rogue-one TM & © Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved

ベイダーの城 コンセプトアートhttp://www.starwars.com/news/we-set-the-bar-so-high-doug-chiang-on-designing-rogue-one TM & © Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved

なぜベイダーは、あえてムスタファーに暮らしていたのか。そして、あのベイダー自身の認められないプライドを誇示するかのように高くそびえた『ベイダー城』は、いかにして生み出されたのか。『フォースの覚醒』に引き続き『ローグ・ワン』にも共同プロダクション・デザイナーとして参加した中国出身のダグ・チャンがStar Wars.comのインタビューで語っている。

「ベイダーの城の制作はとても楽しかったですよ。”ベイダーの城”を作れそうだとわかった時は、“オッケー、ベイダーの家を作ろう!”というアイデア、最高だなぁと思いましたね。

はじめの段階では、“なぜベイダーはここに住んでいるのだろうか”というところから着手しました。私たちはまず、ちょっとしたバックストーリーを考えるところから始めたのです。おそらくこの場所(=ムスタファー)は、彼にとって特別な意味がある場所なのだろうと。だからこそ、おそらくここに瞑想と治癒のために訪れるのだろうと。

私たちは、彼が回復と治療のためにここに帰ってくるんだろうと考え、これはバクタ・タンク(ベイダーが浸かっていた筒状のタンク)を建てる必要がありそうだというアイデアからスタートしました。

そこからは、建造物はバクタ・タンクから生じていき、確固たるアイデアが生まれました。とても象徴的な形になるように努めました。高い塔っていつも好まれますからね。
実はラルフ・マクォーリー(またはマッカーリー。オリジナル三部作のコンセプトアーティスト。2012年に他界。)がいくつか小さなベイダー城のスケッチを残していて、とても興味深いものでした。そのスケッチは角ばった塔といった感じだったのですが、私はそこに彼が実現したかった可能性を感じ取りました。私は、それを少し誇張したような感じです。」

ダグ・チャンが語るように、ベイダーにとってムスタファーは非常に特別な意味を持つ惑星だ。『エピソード3 / シスの復讐』で、ダークサイドに堕ち、ダース・ベイダーの名を授かったばかりのアナキンが、その憎悪を燃えたぎらせながらかつての師、オビ=ワン・ケノービと禁断の対決に挑んだムスタファーは、彼にとって怒りと憎しみと悲しみ、さらにオビ=ワンに一歩及ばずという己の実力不足を思い出させる場所である。

「始めの構造に立ち返りましょう。“さて、なぜベイダーはここにいるのだろうか?”
実はラルフ・マッカーリの遺したスケッチには、ルークが地下の溶岩洞窟にいるベイダーの元を訪ねるといったものがありました。私は、洞窟の中の溶岩湖にベイダーの王座があるというイメージに説得力を感じていました。だからこのアイデアを頂いて、”オッケー、よし、きっとベイダーの城の下層には、古代的な部分がありそうだ。彼は古代構造の基板上にこの城を建てたんだろう。”と考えました。

完成したデザインを観て頂ければ、ある目的を持ったとても強固な建築要素があるのがわかると思います。その目的とは、溶岩からエネルギーを吸い上げるというものです。基礎部分のデザインは、ダムのようになっていて、溶岩がどう流れているのか、どうエネルギーを蓄えていそうかがわかります。

“オッケー、よし、こういう土台だな。きっと、もっと深い部分、下層の部分は更に古代的な部分になってるはずだ。そこは天然の洞窟で、ベイダーはそこに治療に行くんだ。”

私たちは、このタワーの歴史を視覚的に作ろうとしました。地底部分は古代的で、溶岩湖のダム部分はベイダーが手を加えたであろう部分。そしてタワーはベイダーによる建築物だろうと。」

ムスタファーのベイダーの城の外観は、クレニックがシャトルで向かう際にほんのわずかに映るのみだ。にも関わらず、ベイダー城には緻密なバックストーリーが組み上げられていたことがダグ・チャンの話からわかる。

ベイダー個人にとって忌々しい場所であるはずのムスタファーにあえて日常的に立ち戻るというのは、彼に「オビ=ワンとの敗北」から来る怒りや憎しみの感情を増幅させる目的があったのだろう。溶岩の惑星に怒りの力で城を建設したというエピソード、なんだか某雪の女王を思い出させる。

Source:https://www.comicbookmovie.com/sci-fi/star_wars/rogue-one-a-star-wars-story-artist-reveals-the-story-behind-a147812
http://www.starwars.com/news/we-set-the-bar-so-high-doug-chiang-on-designing-rogue-one?cmp=smc|756139147&linkId=32763287
Eyecatch Image:http://www.cheatsheet.com/entertainment/darth-vader-rogue-one-everything-star-wars-needs.html/?a=viewall
© Disney
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About the author

インド旅行中、たまたま現地新聞に写真を撮られて掲載されるというミラクルを起こしました。持ってる男。THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。

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Comments

  • ローグワン – SAKAIDEN 2017年1月21日 at 3:34 PM

    […] 詳しくはコチラ […]

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