『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』ヴェノム&エディが恋人みたいなケンカをする本編映像

“俺たち”まさかの解散危機?
DCコミックスによる『ヴェノム』の続編映画、『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』が2021年12月3日に日本公開を迎える。この度、ヴェノムVSエディのファイトシーンを捉えた本編映像が到着している。
共生関係にストレスを募らせるヴェノムとエディが互いの不満をぶちまけあい、まるで恋人同士のような激しい大ゲンカを繰り広げる本編映像。「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生していたヴェノムだが、自身の欲求を抑えられないヴェノムの行動に我慢の限界を迎えたエディは、「耳元で1日中悪人を食わせろとか、アンに会わせろとか俺の生活を壊すな!」と詰め寄る。するとヴェノムは「幸運にもお前はオレに選ばれた」と言い返す。
それに対してエディは、「俺を選んだ?適合するのは俺しかいなかった。残虐に守るだと?何も守れない。便所掃除もできない役立たずだ!」と見る見るうちにヒートアップしていき、容赦なく心無い言葉を投げつけていく。黙って聞いていたヴェノムもさすがに反撃開始。強烈な頭突きをお見舞いし、「ゴメン!やりすぎた、治してやる」と優しさを見せたかと思いきや、怯んだエディにさらにトドメの一発を浴びせる。エディの悲鳴とあまりの痛さに歪んだ表情を見せたところで締めくくられ、“俺たち”解散の危機すら案じてしまうほど、激しい大ゲンカのシーンとなっている。
本作のファイトシーンを担当したのは、スタント・コーディネーターのジム・チャーチマンとファイト・コーディネーターのジョージ・カービーのふたり。コミカルさの中にも痛ましさを加えたかったというカービーは、「僕らが常に参考にしたのはバスター・キートンでした。伝統的な白黒のスタントです。エディは、ヴェノムに仕返しをするにはどうすればいいかと考える。ヴェノムが一番大切にしているものは何か。それは、ヴェノムがアパートで飼っている二羽の鶏、ソニーとシェールなんだ。ヴェノムを傷つけることができるとしたら、彼の大切なペット(を利用すること)なんです」と語っている。なんとヴェノムVSエディのシーンは、チャールズ・チャップリンやハロルド・ロイドと並び、世界三大喜劇王と呼ばれるバスター・キートンをモチーフにしていたのだ。
バスター・キートンの特徴と言えば、喜怒哀楽を表に出さない「偉大なる無表情」で繰り広げられるアクション。まさに本映像ではヴェノムが表情を一切崩さずエディとバトルする様子が収められており、制作スタッフたちの本作に込めた想いが伝わってくるシーンともなっている。さらにカービーが明かすように、本編ではこの大ゲンカがさらに過激な展開へと発展していくことも予想される……。
映画『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』は12月3日(金)全国公開。仲良くケンカしな。
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