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スパイダーマン『ヴェノム』でトム・ハーディがモーション・キャプチャーに初挑戦 ― 『スター・ウォーズ』スノーク役俳優が明かす

トム・ハーディ
Photo by Tim Cornbill https://www.flickr.com/photos/34882437@N05/13903311335/  Remixed by THE RIVER

ソニー・ピクチャーズによる『スパイダーマン』シリーズのスピンオフ作品『ヴェノム』で、主演のトム・ハーディがモーション・キャプチャーに挑戦することがわかった。
2017年10月24日(現地時間)、『ヴェノム』は製作の本格始動が公式にアナウンスされたばかり。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)や『ダンケルク』(2017)をはじめ、あらゆる作品でその演技を観客に印象づけてきたハーディにとって、モーション・キャプチャーを使用しての演技は本作が初めてとなる。

『猿の惑星』俳優のスタジオが参加か

『ヴェノム』の撮影にモーション・キャプチャーが使用されるという情報は、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)でスノーク役を演じたアンディ・サーキスが明かしたもの。
『スター・ウォーズ』のほか、リブート版『猿の惑星』(2011-2017)や『GODZILLA ゴジラ』(2014)、『ロード・オブ・ザ・リング』(2001-2003)などでモーション・キャプチャーを務めてきたサーキスは、名実ともにハリウッドを代表するモーション・アクターだ。2011年にはモーション・キャプチャー/パフォーマンス・キャプチャーのスタジオ「ジ・イマジナリウム」を設立し、その技術普及や地位向上に努めている人物でもある。

Yahoo! MOVIES UKのインタビューで、サーキスはモーション・キャプチャーの現在についてこう語っているのだ。

「パフォーマンス・キャプチャーはテクノロジーの領域であって演技の領域ではない、と理解されています。ただし演技は演技なのであって、『猿の惑星/聖戦記』(2017)ではスティーヴ・ザーンやカリン・コノヴァルが、さらに一流の俳優たちが参加しているんです。たとえば『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016)ではマーク・ライランスが、新しいマーベル映画でも多くの俳優たちがやっているんですよ……トム・ハーディもパフォーマンス・キャプチャーで新たなキャラクターを演じます。」

ここで『ヴェノム』という作品名は明言されていないが、トム・ハーディの参加しているマーベル映画はほかにないとみられる。本作ではスーツ姿ではなく、モーション・キャプチャーで動き回るヴェノムの姿を観ることになりそうだ。なお、サーキスはモーション・キャプチャーを使用した俳優の演技について自らの考えをこう述べている。

「大切なのは“演技の本質とはなにか?”ということです。衣裳を着てメイクアップをするのと、モーション・キャプチャー・スーツを着ることに違いはありません。明快でシンプルです。そのことを理解するために、賞を獲る俳優が必要なんですよ。」

サーキス率いる「ジ・イマジナリウム」は、映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)でマーク・ラファロ扮するハルクのモーション・キャプチャーに協力している。同社が『ヴェノム』の撮影に協力している可能性は非常に高そうだ。

映画『ヴェノム』は2018年10月5日より米国公開予定

Source: https://uk.movies.yahoo.com/tom-hardys-venom-performance-capture-role-reveals-andy-serkis-exclusive-150129873.html
Eyecatch Image: Photo by Tim Cornbill ( https://www.flickr.com/photos/34882437@N05/13903311335/ ) / Remixed by THE RIVER

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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