ロバート・ダウニー・Jr.、ヒッチコック『めまい』リメイク版で主演の可能性

アルフレッド・ヒッチコックの傑作サイコ・スリラー『めまい』(1958)がリメイク準備中であることがわかった。主演は『アイアンマン』シリーズのロバート・ダウニー・Jr.が候補になっているようだ米Deadlineが報じた。
『めまい』は、犯人を追走中に同僚を死なせてしまったトラウマで高所恐怖症による“めまい”に苛まれるようになった刑事ジョン・“スコティ”・ファーガソンが主人公。謎の女性をめぐるミステリーと、床が落ちるように見える独特の撮影技法(ドリーズーム)が長年にわたって高く評価され、ヒッチコック最高傑作のひとつに数えられている。
米パラマウント・ピクチャーズがこの名作のリメイクに乗り出した。オリジナル版でジェームズ・ステュアートが演じた主人公スコティ役をロバート・ダウニー・Jr.が演じる見込み。ダウニー・Jr.は自身の製作会社Team Downeyを通じてプロデュースも行う。脚本は、先日『スター・ウォーズ』新作映画への就任も明らかになったばかりの「ピーキー・ブラインダーズ」(2013-2019)スティーヴン・ナイトが手がける。
『めまい』は多くの映画人にとって憧れの作品で、リメイクとなれば注目必至。ヒッチコック作品はこれまでガス・ヴァン・サント監督による『サイコ』(1998)やマイケル・ダグラス主演の『ダイヤルM』(1998)などリメイクの題材となってきたが、『めまい』は初となる。ダウニー・Jr.は名シーンの数々をどう演じるか。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)以来、自身の出演はあまり多くないダウニー・Jr.にとっても渾身の企画となりそうだ。
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Source:Deadline