ヴィレッジブックス、出版事業終了を発表 ─ マーベル、DCなど邦訳アメコミや翻訳小説の出版16年

マーベル、DCなどのアメコミ作品邦訳版も手掛けたヴィレッジブックス(フリュー株式会社)が、出版事業を終了すると発表した。
ヴィレッジブックスは2001年、株式会社ソニー・マガジンズ(当時)内の出版レーベルとして誕生。2006年に事業売却を受けて株式会社ヴィレッジブックスが設立された。以来、親会社の合併吸収を経て、現在までにフリュー株式会社の出版部として活動した。
長年にわたる出版活動を終えるにあたり、同部は「事業環境が厳しさを増し、当社としましても事業継続の方向性を模索しましたが、残念ながら継続は困難と判断し、出版事業の終了を決定いたしました」と伝えている。
ヴィレッジブックスは「これまでヴィレッジブックスの本をお読みいただいた読者の皆様に御礼を申し上げますとともに、突然のお知らせとなりました事をお詫びいたします」と公式サイトに記載。残存の在庫分は、一部書店および通販サイトでの購入に限られることとなった。
ヴィレッジブックスはマーベルコミックスやDCコミックス、スター・ウォーズ、トランスフォーマーなどのコミック邦訳版や翻訳小説を刊行した。その主力であったマーベルコミックスは、2021年1月より他社が全作品の刊行契約を締結したため、新規タイトル刊行を終えていた。
Source:ヴィレッジブックス