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『ワイルド・スピード』ヴィン・ディーゼル、プロデューサーの認証めぐって組合と揉め事か

(C)Universal Pictures

ワイルド・スピード』主人公格のひとり、ドムことドミニク・ドレット役のヴィン・ディーゼルが、自身の肩書を巡って揉め事に勃発していた。ヴィンは、これを示唆するInstagramの書き込みを削除している。

「クリエイティブな日曜日おめでとう、皆さん」と書き始めた投稿で、ヴィンは「最近あんまり投稿できなくてごめん。ユニバーサル・スタジオとP.G.Aこと全米偏見組合との争いを和解しようとしていて」と書いた。ここには強烈な皮肉が込められていて、Producers Guild of Americaの略である全米製作者組合の呼称P.G.AのPを、「偏見」を意味する「Prejudice」に書き換えているのだ。ヴィンは後に、この投稿を「こんな状況だけど、ポジティブにいようね」という当たり障りのない文章に書き直している。

ヴィンが投稿から削除した「争い」とは何を意味するのか?米Varietyによると、ヴィンは『ワイルド・スピード』シリーズへのプロデューサー表記をめぐって、全米製作者組合と長年紛争を繰り広げていたという。

映画には大金が動くので、プロデューサーという肩書の人物がずらりと並ぶことが多い。作品がもたらした利益や映画賞の作品賞を受け取るべき人物を見極めるため、組合はプロデューサーの作品への貢献度を審査し、認められれば「p.g.a」という認証マークを与えることになっている。米Varietyはこの実利性について、p.g.a認証のプロデューサーは「興行収入成績や賞のノミネートに応じて、早期のボーナスを受け取ったり、ボーナスを増額される権利がある」と解説している。

記事によれば、ヴィンは「たくさんの強力な友人たち」を通じて、p.g.aマークがもらえるように組合に直接働きかけていたという。『ワイスピ』シリーズに親しい重役は、「ヴィンは複雑な男だ」と漏らした。

『ワイルド・スピード』といえば、シリーズ初期にはストリートレースを題材にした小規模なカー映画だったにも関わらず、現在では1作で全世界10億ドル超えの怪物シリーズに成長。世界的成功の裏には、ヴィンが演じるドミニク・トレットの功績も多大だろうし、ヴィン自身もプロデューサーとしてクレジットこそされている。

しかし、p.g.aの認証には疑わしいというのが業界関係者の見方だ。なんでもヴィンは、プロデューサーの肩書でありながら、実際の仕事内容は役者とさほど変わらないとか、時間あたりの費用が高単価となるスタント撮影の日に数時間遅刻して現場に現れるのだと報告されている。

ヴィンの代理人および米ユニバーサルは本件へのコメントを否定。また組合側も、「個別のケースについてお答えすることは出来ない」としている。『ワイスピ』シリーズ最新作の『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』は、新型コロナウイルスの影響で2020年4月へ約1年の公開延期となった。それまで、ヴィンのp.g.a認証問題も棚上げ状態である。

Source:Variety

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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