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タイカ・ワイティティ監督が撮ったコカ・コーラのクリスマス米CMが感動的

https://youtu.be/yg4Mq5EAEzw

『マイティ・ソー バトルロイヤル』などのタイカ・ワイティティ監督が、米コカ・コーラで2020年クリスマスのCM映像を監督した。これが感動的だと話題になっている。

タイカ・ワイティティ監督といえば、吸血鬼たちのシェアハウス生活をシュールな笑いで描いた『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)や、『マイティ・ソー』シリーズに大胆なコメディ要素を取り入れた『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2014)、想像上のヒトラーが友だちの少年の視点から戦争を描いた『ジョジョ・ラビット』(2019)など、時に“クセ”がすごい作風で知られる。

そんなワイティティ監督が撮ったクリスマスのCMとあって、変化球のひとつでも飛んでくるかと思いきや、ちょっぴり意外(?)にも美しく感動的な仕上がり。父と娘の愛とクリスマスのささやかな奇跡を、幻想的な映像と共に2分30秒で表現している。

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セリフもないので、ほとんど言語に関係なく観ることができるが、物語はこうだ。ある冬の朝、仕事に出かけなければならない父が小さな娘と名残惜しそうにハグをして、車に乗って雪道を走り出す。そこに娘が追いかけてきて、「北極のサンタさんへ」と書かれた封筒を託してきた。

父親は海上作業員として働いているようだ。休憩時間にコカ・コーラを飲んでいると、海上に「POST」と書かれた郵便配達船を見つける。愛する娘から預かったサンタの手紙を頼むためボートに乗って追うが、追いつかず。

そこからはおとぎ話のような冒険で、大きなクジラが海面に現れたり、打ち上げられた浜辺で焚き火をして夜を過ごしたり、崖を登ったり、運河を渡ったり……。全ては、愛する娘のため、サンタクロースに手紙を届けるため。

たったひとりで旅を続け、ついに北極にたどり着いた父。オーロラが輝く美しい氷雪地帯で、ポツリと輝く一件の家を見つける。あの中にサンタクロースがいるに違いにない。

しかし近づいてみると、『クリスマスのためお休み』のプレートが。がっくりうなだれる父の元に、輝くコカ・コーラのトレーラーがやってくる。

これに乗り込んで家まで送り届けられた父。最後にボロボロになった娘の封筒を返され、中を開いてみると……。

「サンタさんへ
クリスマスには、パパがおうちにいてほしいです」

顔をあげると、そこには娘の姿が。嬉しそうに駆け寄ってくる娘を抱き上げた頃、サンタクロースは優しくウインクするのだった。「今年のクリスマスは、あなただけの何かをあげましょう(This Christmas, give something only you can give.)」というのが、タイカ・ワイティティとコカ・コーラからのメッセージだ。

素敵な感動を届けてくれたタイカ・ワイティティの出演最新作は、『フリー・ガイ』というSFアクション・コメディ。『デッドプール』でおなじみライアン・レイノルズが、自分がゲーム世界のモブキャラだったと気付いてしまうという、まるで『レディ・プレイヤー1』(2018)と『トゥルーマン・ショー』(1998)をかけ合わせたような内容だ。もともと2021年1月8日の日本公開を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で本国にて延期となり、それに伴って日本での公開も一旦延期になってしまった。早く観られるように、サンタさんにお願いしよう。

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THE RIVER編集部THE RIVER

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