『猿の惑星:聖戦記』大佐役ウディ・ハレルソン、『地獄の黙示録』の影響を語る ― 作品の魅力は「ハードルが高いこと」

映画『猿の惑星:聖戦記』で、主人公シーザー(アンディ・サーキス)と敵対する人類側のトップ、大佐役を演じているのがウディ・ハレルソンだ。長いキャリアを誇り、近年は『ハンガー・ゲーム』シリーズ(2012-2015)や、2018年公開予定の『スター・ウォーズ』シリーズのスピンオフ作品『ハン・ソロ(仮題)』にも出演。本作ではシリーズ初登場にして重要なポジションを担っている。

スキンヘッドに鋭い眼光、そして指揮するのは孤立したキャンプ……という彼の特徴から映画ファンが想起するのは、かつてフランシス・フォード・コッポラ作品『地獄の黙示録』(1979)でマーロン・ブランドが演じたカーツ大佐だろう。
米Cinemablendのインタビューにて、ハレルソンはその影響を認めつつ、自身の役づくりの方向性を明かした。

©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

「むしろ猿を演じたかった」


『地獄の黙示録』についてハレルソンが語るとき、とりわけ強調するのは、かつてマーロンが演じた役柄の偉大さ、それゆえ俳優として感じる恐ろしさだった。

「確かにカーツ大佐には影響を受けましたよ。でも彼のことは考えようとしなかったんです……初めて『闇の奥』(編注:『地獄の黙示録』の原作小説)を読んだ時には衝撃を受けましたけどね。
でも、(大佐役で)ああいうことをしたいとは思いませんでした。だってブランドのことは誰もが覚えていますから、似ていることをしたくなかったんですよ。でないと、“彼のモノマネは上手だったかもしれないけど…”って思われるでしょう(笑)。でも、この役はとても良かったと思います。僕はむしろ猿をやりたかったんですよ、愛される猿を。でも求められたのはこの役ですし、マット(・リーヴス監督)との仕事はすごく楽しかったんです。」

しかし多くのキャラクターが猿である本作において人間を演じるということは、撮影現場では猿をモーションキャプチャーで演じる俳優と対峙するということだった。ハレルソンはその光景に、やはり最初は戸惑いを感じたようである。

「慣れるのに少し時間が要りましたよ。顔じゅうにドットを描いて、モーションキャプチャー用のカメラを付けて、ファンキーなスーツを着てる人たちには慣れてませんからね。少し時間は要りましたが、やがて普通のことになって、みんな完全に慣れるんです。なんにでも適応するものなんですよ。」

ちなみにハレルソンは、『猿の惑星:聖戦記』という映画の魅力を「とてもハードルが高いこと」だと語っている

 

「人間と猿を戦わせるんですよ。片方はシーザーが、もう片方は大佐が象徴する形でね。しかも種族の生存がかかっているわけですから、こんなに高いハードルはありませんよね。でも、その内部で展開する小さなサブプロットが素晴らしくて、僕は大好きなんです。だって、映画を観ながら猿のことを思って観客が涙するなんて、こんな作品が他にありますか? 最高ですよ。すごくクールな映画です。」

映画『猿の惑星:聖戦記』は2017年10月13日より全国の劇場にて公開中。

Sources: https://www.cinemablend.com/news/1680379/the-classic-movie-villain-woody-harrelson-avoided-copying-in-war-for-the-planet-of-the-apes
http://screenrant.com/war-planet-apes-woody-harrelson-interview/
©2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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