2018年終了の全米最大ロックフェスWarped Tourがドキュメンタリー化決定、24年の歴史描く ─ Limp Bizkitがコメント

2018年の開催をもって24年の歴史に幕を下ろすアメリカ最大級のロックフェス、Warped Tour(ワープド・ツアー)がドキュメンタリー映像化されることがわかった。Varietyが報じた。

Warped Tourは、創設者ケヴィン・リーマンの考案のもと1995年より初開催。多数の人気ロック・バンドが出演し、若手バンドにとっては夢の大舞台ともなった。20年以上にも渡る歴史の中で出演した有名バンド/アーティストは、NOFX、Beck、Blink 182、Limp Bizkit、MxPx、Green Day、Rancid、Fall Out Boyなど数え切れない。バンドは主にパンクやメタルコア、ポストハードコア畑のものが多いが、EminemやKaty Perryといったジャンルを超えた幅も魅力だ。このフェスでは音楽だけでなく、BMXやスケートボードといったエクストリーム・スポーツの有名人も交えており、ストリートに根ざすポップカルチャーの世界的祭典となっていた。

この怪物級のツアーが2018年の開催で終了する意味もあり、25周年となる2019年にツアーの歴史を振り返る4部構成のドキュメンタリー作品が製作される運びとなった。製作はアンセム・フィルムとドーラ・メディア・グループ。同ツアーがいかに文化的影響を与えたかを伝える。撮影は2018年夏に行われるが、前年までの映像もふんだんに盛り込まれるという。

これを手がけるジェイ・ブラウナーは、「ツアーの初年からの映像が溜まっている」と語っている。「もちろん、絶頂のさなかを切り取り、有終の美を飾ることが最終年に重要ということもあるのですが、真の狙いはこのツアーがどのようにして生まれ、24年間の中でどのように成長してきたかを描くこと。最後の日というものが、このチームの人間やバンドの未来にもたらす意味についてもですね。」

またジェイ監督は、Warped Tourを代表する世界的スターの面々を…たとえばBlink-182、Limp Bizkit、No Doubt、Fall Out Boy、Katy Perry、Taking Back Sundayといったおなじみのスーパーヒーローたちを登場させ、ツアーの歴史や影響についてそれぞれに語らせたい、とも語っている。

このニュースに向けてLimp Bizkitのフロントマン、フレッド・ダーストは、Varietyに以下のコメントを寄せている。

「ブレイクダンス、スケートボード、パンクロックとヒップホップが俺の世代を創りました。Limp Bizkitをやって、どんなことをやろうかと思ったときは、どうすればうまくいくか分からなかった。でもWarped Tour出演のオファーで全てが変わったんです。このツアーは俺たちの人生を完全に、ベストな形で変えてくれました。同じものが好きな奴らの前で演奏させてもらってね。ブレイクダンスはそうでもないけど。
(Warped Tourでのライブは)即席の緩やかなファミリーみたいなもの。そんな意義深いものから離れることになって。ツアーを通じて会って、結束したアーティストたちのことは絶対に忘れません。俺たちは場違い感もあったけど、でも、あの場所がホームでした。」

「Warpedは、ただのバンドでなく、コミュニティのためのものなんです。」ツアーの創設者ケヴィン・リーマンはこう紹介する。「そこでは全員が役割を持っていて、それは100%努力で成り立っている。バンドのパフォーマンスでは、それこそが突出できるカギですね。」

 

Warped Tourの終了は2017年に告知され、多くのファンやアーティストに衝撃を与えていた。たとえば人気バンドAll Time Lowのアレックス・ウィリアムは「Warped Tourは、カウンター・カルチャーや音楽、DIYの夢を教えてくれて、僕の創造意欲やパフォーマンスにインスピレーションを与えてくれた。Warped Tourがなければ、おそらく今の自分はいないと思う」と、Good Charlotteのジョエル・マデンは「いくら感謝してもしきれない。すべての友情と思い出に永久に感謝」と名残惜しむ言葉を贈っていた。あまりにも重要なフェスの終了にあたって、ジェイ監督は「振り返ってみれば、愛おしい思い出がある。大好きなバンドが20分のセットで演奏して、また別のバンドがステージに飛び出して来て、これも大好きなバンドでね。この音楽シーンで育った人たちにとって、あの経験はすごくポジティブだと思います」とファンとしての想いも語っている。

なおWarped Tourは最終年となる今年2018年、悲願の日本開催を果たす。2018年3月31日と4月1日にわたって幕張メッセで開催。一日目にはKORNやLimp Bizikit、Issues、Of Mice & MenやTonight Aliveを始めとする海外勢に対し、日本からCrossfaith、coldrain、MUCC、Survive Said The Prophetらが迎え撃つ。続く二日目は海外から「祭りと聞いて 我慢できずに駆け付けた」Andrew W.K.ほか、Prophets of Rage、Pennywise、Sucidal Tendencies、Zebraheadらが、日本からHEY-SMITH、TOTALFATら多数の豪華アーティストが共演を果たす。

WARPED TOUR JAPAN 公式サイト:http://warpedtour.jp/

Source:Variety Eyecatch Image:Chris Romano

About the author

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

JOIN THE DISCUSSION

※承認されたコメントのみ掲載されます。