『イコライザー』デンゼル・ワシントンとフークア監督が再タッグ、ハンニバル将軍描く大作が決定

ハリウッドを代表する名優デンゼル・ワシントンが、数々の作品を共にしてきたアントワーン・フークア監督と再タッグを組むことが分かった。Netflix製作作品(タイトル未定)にて古代カルタゴのハンニバル将軍を演じることを米Deadlineが報じている。
デンゼルがアカデミー賞主演男優賞を受賞した『トレーニング デイ』(2001)や『マグニフィセント・セブン』(2016)、そしてつい先日シリーズに幕が下ろされた『イコライザー』シリーズなど、幾度もチームを組んできたデンゼルとフークアが新作では壮大な歴史ドラマに乗り出す。『グラディエーター』(2000)『アビエイター』(2004)『ヒューゴの不思議な発明』(2011)と3度のアカデミー賞ノミネートに輝いたベテラン脚本家ジョン・ローガンがペンを執る。デンゼルとフークアはプロデュースも務める。
デンゼル演じるハンニバル将軍は、卓越した軍事戦略で現在のチュニジアに軍を率いたと言われており、ハリウッドが何十年にもわたり実写映画化を望んできた題材でもある。一時期、ヴィン・ディーゼルが関与する作品が検討されていたが、非常にコストが高いプロジェクトへの融資を集められるキャストが揃わず、未だ実現はしていなかった。
この度の映画化では第二次ポエニ戦争(紀元前219年-紀元前201年)にて共和政ローマと戦った中枢の決闘が描かれる。フークアの製作会社Hill District Mediaが製作を担い、Netflixとファーストルック契約を締結している。
壮大な歴史ドラマと言えば、リドリー・スコット監督の超大作『グラディエーター』の続編『グラディエーター2(仮題)』にも出演するデンゼル。全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)ストライキにより製作の中断を余儀なくされていたが、間もなく製作が再開する見込みで、2024年の感謝祭シーズンに米公開を迎える見立てだ。
一方、フークアはデンゼルにとって初のシリーズ作品となった『イコライザー』を完結させた現在、「キング・オブ・ポップ」マイケル・ジャクソンの伝記映画が控えている。時代は違えど、ともに歴史を映し出す作品に臨む2人が、改めて強力なタッグを発揮することを期待しよう。
Source:Deadline