映画スターはSNS控えるべき?デンゼル・ワシントンの教え「平日に無料で見れるのに、週末にお金を出して見に行くか?」

大統領や著名人からインフルエンサーまで、今やSNSを通じてファンと通じるのは当たり前のことだ。いつでもファンと接する機会を得ることができ、うまく利用すれば親しみを抱いてもらうことができる。
ところが名優デンゼル・ワシントンは、映画俳優にとってSNSは無用の長物だと考えているようだ。米Vultureにて彼からの教えを語るのは、映画『罪人たち』が大ブレイクのマイケル・B・ジョーダン。以前ワシントンから、「平日に無料で見られるのに、なぜ週末にお金を出して見に行くのだ?」と助言されたという。
ワシントンはSNSについて懐疑的だ。『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』での来日時、THE RIVERに対して次のように述べていた。「私はSNSには加わりません。この業界にいながら、そっちには行かない。ソーシャル・メディアもやっていません。Instagramで探しても、私のアカウントはありません。私は群衆を追いません」。
ジョーダンはXもTikTokも使用しておらず、活用するのはInstagramのみ。その投稿内容は基本的に作品や出演の告知に関するものが中心で、プライベート投稿は控え目だ(それでも、東京を訪れた際は写真や動画をたくさん残してくれている)。
この投稿をInstagramで見る
ワシントンからの教えを受けてジョーダンはSNSを戦略的に活用し、『罪人たち』を有効的にアピールした。その甲斐もあってか、同作は全世界3.5億ドルのヒットを記録。米Rotten Tomatoesでも批評家スコア97%、96%の高評価となっている。同作は2025年6月20日より日本でも緊急公開が決定している。
▼ デンゼル・ワシントンの記事
デンゼル・ワシントン、キャンセルカルチャーを斬る ─ 「私は誰もフォローしない」「そもそも民衆の支持がなぜ重要なのだ」 「フォローとリードは同時にできない」 『ブラックパンサー3』順調に進行中?噂のデンゼル・ワシントン「監督と話し合いを続けている」 「アイデアが形になりつつある」との報道も デンゼル・ワシントンの黒澤明リメイク『天国と地獄』9月5日配信決定 ─ スパイク・リー、A24が名作を再解釈 ヒップホップ要素をプラス デンゼル・ワシントン主演の黒澤明リメイク『天国と地獄』予告編が米公開 ─ スパイク・リー監督作、スコセッシも絶賛 マーティン・スコセッシも絶賛 名作軍事アクション『クリムゾン・タイド』続編企画が進行中 ─ デンゼル・ワシントン復帰の可能性も ジェリー・ブラッカイマーが企画進行中
Source:Vulture