ドラマ版「ウォッチメン」楽曲、ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーら手がける

「ゲーム・オブ・スローンズ」などの米HBOによる、DCコミックスの傑作「ウォッチメン」ドラマ版の楽曲を、Nine Inch Nails(ナイン・インチ・ネイルズ)のボーカルでリーダーのトレント・レズナーと同バンドのプロデューサー、アッティカス・ロスが手がけることがわかった。米HBOがTwitterにて発表した。
.@trent_reznor and Atticus Ross of #NineInchNails will compose the music for Damon Lindelof’s #WatchmenHBO series. pic.twitter.com/5elUjFrxir
— HBO (@HBO) 2018年9月20日
Nine Inch nailsは、1988年結成のアメリカのロック・バンド。ジャンルとしてはインダストリアル・ロックまたはメタル、オルタナティブに属される。90年代から00年代のUSロック・シーンを代表するバンドのひとつで、後進のアーティストらにも多大な影響を与えた。Linkin ParkやThe Dillinger Escape Plan、Nothing Moreなどがカバー曲を披露しているほか、日本国内ではX JAPANのhideも生前に影響を公言している。
内省的なラウド・ロックを当時のメジャー・シーンに知らしめたNine Inch Nailsのトレントとアッティカスが手がける楽曲となれば、メランコリックな「ウォッチメン」の世界観ともマッチするだろう。米HBOが公開した告知画像には、トレントとアッティカスの2人の頭部が傷つけられたような白黒写真に、「ウォッチメン」を象徴する血痕が落とされている。ドラマ「ウォッチメン(邦題未定、原題:Watchmen)」は2019年米国放送予定。

ところでNine Inch Nailsは、イニシャルのNIN(後ろのNは反転)のオフィシャルロゴマークが知られており、例えば90年代を舞台とするマーベル映画『キャプテン・マーベル』でもブリー・ラーソン演じる主人公キャロル・ダンバースが同バンドのTシャツを着用していた。映画やファッション、アートにおいて90年代リバイバルが注目される昨今、同バンドも再評価・再注目の兆しを見せている。