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『WAVES/ウェイブス』脚本の固定観念を覆す、驚きの冒頭2ページが公開 ─ カラーやサウンドも紙面で再現、本編映像と見比べて

WAVES/ウェイブス
©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

アメリカ映画界の最前線に立つ映画スタジオ「A24」の最新作WAVES/ウェイブスが2020年4月10日(金)に公開される。フランク・オーシャン&ケンドリック・ラマーら最高峰のアーティストによる31の名曲が全編を彩る〈プレイリスト・ムービー〉だ。

脚本・監督を務めたトレイ・エドワード・シュルツは、あらかじめ楽曲のプレイリストを作成してから執筆作業に着手。“音楽ありき”の物語を読み手に伝えるため、シュルツ監督は脚本のデザインからこだわっていた。各シーンに使用される曲を聴くことができるリンク付きの脚本は、各ページに赤や青などのグラデーションがかかり、文字も色彩豊か。まずは1ページ目をご覧いただきたい。

WAVES/ウェイブス
©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

実際の脚本は、曲が流れ始める指定の箇所、左側のスピーカーを思わせる円のイメージが楽曲へのリンクになっていたとのこと。本編の豊かな色彩と音楽を、脚本の段階でなるべく再現しようという創意工夫に驚かされるだろう。そのほか、シーンの状況や人物の心情に応じて文字サイズが変化したり、カメラワークやアスペクト比の変化が書き込まれていたりと、自身のイメージがすでに事細かに記されている。

脚本の2ページ目には、主人公のタイラーが、恋人のアレクシスとドライブデートをする場面が。アニマル・コレクティブの「FloriDada」が車内を大音量で満たす中、回転するカメラ、フロリダの風を浴びながら歌う2人のテンションが上がっていく様子も表現されているのだ。実際の映像と見比べながら、シュルツ監督の徹底されたビジョンを確かめてほしい。

WAVES/ウェイブス
©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

シュルツ監督は、“脚本”というものの固定観念を覆した本作のシナリオについて「カメラワーク、カラー、サウンド、すべてを最初から脚本に落とし込みました。俳優やスタッフの全員が、どんな仕上がりになるのかをイメージできるようにしたんです」と語っている。実は、楽曲のプレイリストを作ったことも、そのための作業のひとつだったというのだ。「脚本を書いている時や、書く以前から、この映画はずっと僕の頭の中にあった。だから、壮大なプレイリストを作ったり、脚本に歌詞を書き込んで方向性を示したりしたんです。物語の進む方向やキャラクターの感情を、歌詞が説明してくれますからね」。

『WAVES/ウェイブス』

高校生タイラーは、成績優秀なレスリング部のエリート選手で、美しい恋人のアレクシスと幸せな日々を送っていた。厳格な父親ロナルドとは距離を感じながらも、恵まれた家庭で不自由のない生活を送っていたタイラーだったが、ある日、肩の負傷が発覚し、選手生命の危機を告げられる。そんな中、恋人の妊娠も判明し、人生の歯車が少しずつ狂い始め、タイラーは自分を見失っていくのだった。そしてある夜、タイラーと家族の運命を変える悲劇が起こる。そして1年後、心を閉ざした妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れた。ルークの不器用な優しさに触れ、エミリーは恋に落ちるが、ルークもまた心の傷を抱えていた。互いの未来のため、2人はとある行動に出る……。

傷ついた若者たちの物語を、息を呑むほど美しい映像と独創的なカメラワーク、圧倒的サウンドで描き出したのは『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)の新鋭トレイ・エドワード・シュルツ監督。タイラー役は、同作に続いて監督とタッグを組むケルヴィン・ハリソン・Jr.、妹エミリー役は「ロスト・イン・スペース」のテイラー・ラッセルが務める。エミリーに思いを寄せるルーク役の『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)ルーカス・ヘッジズのほか、大ヒットドラマ「THIS IS US」のスターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリーらが脇を固める。

映画『WAVES/ウェイブス』は2020年4月10日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部
THE RIVER編集部THE RIVER

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