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A24最新作『WAVES/ウェイブス』日本版予告編&ビジュアル ─ 豪華31曲で若者の傷と再生描く〈プレイリスト・ムービー〉誕生

WAVES/ウェイブス
©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

『ムーンライト』(2016)『ヘレディタリー/継承』(2018)などを手がける注目の映画スタジオ「A24」の最新作『WAVES/ウェイブス』が2020年4月10日(金)に公開される。フランク・オーシャン&ケンドリック・ラマーらによる31の名曲が全編を彩る、トロント国際映画祭で史上最長のスタンディングオベーションを浴びた話題作だ。このたび、日本版予告編とビジュアルが到着した。

高校生タイラーは、成績優秀なレスリング部のエリート選手で、美しい恋人のアレクシスもいる。厳格な父親ロナルドとの間には距離を感じながらも、恵まれた家庭に育ち、何不自由なく生活を送っていた。しかしある日、タイラーに肩の負傷が発覚し、選手生命の危機を告げられる。恋人の妊娠も判明し、人生の歯車が少しずつ狂い始めて、タイラーは自分を見失うのだった。そしてある夜、タイラーと家族の運命を変える、決定的な悲劇が起こる。それから1年後、心を閉ざした妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れた。ルークの不器用な優しさに触れ、エミリーは恋に落ちるが、ルークもまた心の傷を抱えていた。互いの未来のため、2人はとある行動に出る……。

予告編には、ある夜を境に幸せな家族がバラバラになっていく様子や、傷ついた少女が優しさと愛情に触れて再生していく様子が映し出されており、フランク・オーシャンの楽曲「Godspeed」が物語に息吹を与える。傷ついた若者たちが再び愛を信じて生きる物語を、スクリーンいっぱいに躍動するサウンドと、息を呑むほど美しい色彩と独創的なカメラワークで描き出したのは、『イット・カムズ・アット・ナイト』(2017)の新鋭トレイ・エドワード・シュルツ監督だ。

作品の主役とも呼べるのは、フランク・オーシャンやケンドリック・ラマー、アニマル・コレクティヴ、カニエ・ウェストなど、音楽シーンをリードする豪華アーティストによる31の名曲。シュルツ監督は使用する楽曲のプレイリストをあらかじめ作成し、そこから脚本を着想。監督自身が「ある意味でミュージカルのような作品」と語るように、すべての曲が登場人物の個性や感情に寄り添うように使用され、時にはセリフの代わりに登場人物の心の声を伝える、ミュージカルを超えた〈プレイリスト・ムービー〉が誕生した。トロント国際映画祭では「一生に一度の傑作」「今年、最もまばゆい体験」との声も寄せられている。

WAVES/ウェイブス
©2019 A24 Distribution, LLC. All rights reserved.

タイラー役は『イット・カムズ・アット・ナイト』に続いて監督とタッグを組むケルヴィン・ハリソン・Jr.。妹エミリー役には、Netflixドラマ「ロスト・イン・スペース」のテイラー・ラッセル。エミリーに思いを寄せるルーク役に、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』(2016)で映画賞に輝いた若き俊英ルーカス・ヘッジズ。さらに大ヒットドラマ「THIS IS US」のスターリング・K・ブラウン、レネー・エリス・ゴールズベリーらが脇を固める。

映画『WAVES/ウェイブス』は2020年4月10日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー

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THE RIVER編集部THE RIVER

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