アンドリュー・ガーフィールド&フローレンス・ピュー共演、A24『We Live in Time』予告編 ─ ふたりで生きた、かけがえのない時間に涙

『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのアンドリュー・ガーフィールドと、『ブラック・ウィドウ』(2021)エレーナ・ベロワ役や『オッペンハイマー』(2023)などでおなじみのフローレンス・ピュー共演によるA24製作ラブロマンス『We Live in Time(原題)』より予告編映像が到着した。実力派俳優2人による、控えめながらも心を揺さぶる作品となりそうだ。
作品の公式情報によると、あらすじは以下の通り。
「新進気鋭のシェフであるアルムート(ピュー)と、離婚して数十年にわたる結婚生活を終えたところのトビアス(アンドリュー)は驚きの出会いを経て恋に落ちる。互いに惹かれ合い、家を建て、家族になる……共にした人生のスナップショットを通して、その土台を破綻させる困難な事実が明かされる。ジョン・クローリー監督による深い感動のロマンスで、2人は時間の限界に挑戦する道を歩みながら、2人のラブストーリーがたどった型破りな道のりの一瞬一瞬を大切にすることを学んでいく。」
予告編映像は、親となった2人が「パパとママからあなたに話したいことがあるの、ちょっと真面目なことだけどね」と娘に切り出すシーンから始まる。すぐさま、2人の出会いのシーンに切り替わる。病院で目を覚まし、首にコルセットをつけたトビアスが「僕の下着はどうなったんだろう?」と尋ねると、アルムートが「ちょっと分からない…私があなたを轢いてしまって」と出会いのきっかけを語り始める。トビアスは随分派手にアルムートの車に轢かれてしまい、これが二人の出会いとなったようだ。
お互いに自己紹介し、少しずつ関係を深めていくアルムートとトビアス。しかしトビアスが「とにかく時間が迫ってる」とつぶやくように、2人には困難が訪れる。アルムートの頭髪がブロンドヘアーから丸坊主に変化し、「大丈夫、本当に大丈夫」と気丈に振舞うが、「大丈夫じゃなくても大丈夫よ」と向かいに座るセラピストと思しき女性から諭される。これが、2人に前に立ちはだかる試練なのだろう。
妊娠が発覚した喜び、家族3人で過ごすかけがえのない時間、恋人同士だったときの蜜月、娘がこの世に誕生した奇跡、様々な想い出が駆け巡る中、「不用意に私たちの時間を無駄にする治療は受けたくない」と拒むアルムート。トビアスに「どうしてリスクをおかすんだ?」と問われると「忘れられてしまうって考えに耐えられない」と涙をこぼす。トビアスも「目の前にあるものじゃなくて、将来に備えることに罪悪感を覚える」と感情の高ぶりを抑えきれない。限りある時間をアルムートとトビアス、そして娘はいかに過ごしていくことになるのか。
本作でメガホンを取ったジョン・クローリーは、アンドリューのキャリア初期作品『BOY A』(2007)の監督でもある。重い過去を抱える主人公の再生への道を繊細かつ正直に描き、アンドリューを一躍注目の若手俳優へと成長させた佳作だ。『ブルックリン』(2015)でも、未来へ向かう主人公エイリシュ(シアーシャ・ローナン)をみずみずしく捉えたクローリーだけに『We Live in Time』でもアルムートとトビアスの時間のきらめきや儚さを印象付けてくれそうだ。

『We Live in Time』は2024年10月11日より米国にて劇場公開の前に、トロント国際映画祭(2024年9月5日-15日開催予定)にてプレミア上映を予定している。ベネディクト・カンバーバッチが自身の制作会社SunnyMarchを率いて製作総指揮として参加している。
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