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「ウェンズデー」話題のダンスシーンにザ・クランプス『Goo Goo Muck』が選ばれたのはなぜ?

ウェンズデー
Wednesday. Jenna Ortega as Wednesday Addams in episode 104 of Wednesday. Cr. Courtesy of Netflix © 2022

ティム・バートン監督が『アダムス・ファミリー』の世界に挑む、Netflixシリーズ「ウェンズデー」。作中で最も印象に残るシーンといえば、ジェナ・オルテガ演じる主人公ウェンズデーのダンスシーンだろう。

同シーンのサウンドトラックには、米ロックバンド、ザ・クランプスの『Goo Goo Muck』が使用されている。オルテガの個性的なダンスにマッチする見事な選曲だが、一体どのように決定したのだろうか?音楽監修を手掛けたジェン・マローンとニコール・ワイズバーグが、ダンスシーンの選曲の裏側を米Varietyに語っている。

「ウェンズデー」は、コミックから派生し、映画・アニメ・テレビドラマ・ミュージカルなどに展開されてきた『アダムス・ファミリー』の長女・ウェンズデーを主人公とする推理ミステリー。第4話『すばらしき夜の憂鬱』では、ウェンズデーが学校のダンス会に参加し、ザ・クランプスの『Goo Goo Muck』にあわせて独特かつ奇妙なダンスを披露する。

マローンは選曲の経緯について、「あのエピソードの準備をした時、様々な音楽が流れる学校のダンス会であることと、ジェナが振り付けに取り組んでいることは知っていました。私たちは膨大なSpotifyのリストを持っていて、クランプスは常にその中に含まれていました」とコメント。最終的に『Goo Goo Muck』を選んだ理由は、ウェンズデーのキャラクターに「ぴったり」だったからだという。

「クランプスの『Human Fly』をチームに提案したのですが、その後『Goo Goo Muck』にたどり着きました。ウェンズデーには、クランプスがぴったりです。スージー・アンド・ザ・バンシーズやジョイ・ディビジョンと同様に、クランプスは彼女の頭の中を表現しています。私は元ゴスなのですが、大好きな音楽を使い、その適切なタイミングを見つけるには、トラックが楽しくて、風変わりで、ウェンズデーの個性に合っていなければなりませんでした。チームが『Goo Goo Muck』選んだら?もう決定です。」

「ウェンズデー」の配信後、『Goo Goo Muck』のSpotify再生回数は9.5%上昇。こうした反響からも、選曲の成功がうかがえるだろう。マローンは新たな世代にリーチできたことについて、「子供たちがクランプスに夢中になることに貢献できるなんて、最高です」と喜びを語っている。

Netflixシリーズ「ウェンズデー」は独占配信中。

Source:Variety

Writer

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KyokoKyoko Okajima

アメリカ留学、大手動画配信サービスの社員を経て、ライターに転身。海外ドラマが大好きで、永遠のNo.1は『ブレイキング・バッド』と『ベター・コール・ソウル』。